最終更新日 2021-11-25
Amazonをよく使う人にとって、お得なのが Amazon MasterCard です。
このAmazon MasterCardが、2021年11月1日よりリニューアルしました。
この記事ではリニューアル内容と、それまでAmazon MasterCard ゴールドを使っていた人はどのように変わるのかをまとめました。
この記事の目次
Amazon MasterCardリニューアル【ゴールドはどうなる?】
Amazonは2021年10月まで、2種類のクレジットカードを発行していました。
その2種とは以下です。
- Amazon MasterCard クラシック
- Amazon MasterCard ゴールド
この2つは、ポイント還元率や年会費などが異なります。
ちなみにクラシックは年会費無料(前年1回以上利用が条件)。
一方、ゴールドは年会費11,000円でした。
ぼくは、Amazon MasterCard ゴールドの所持者です。
当然ながら2021年11月1日のリニューアルで、「ゴールドカードを使っている人はどうなるのか」が気になります。
そこで調べてみましたが、リニューアルはユーザにとって歓迎すべきことになりそうです。
新カードはプライム会員かどうかで種類が分かれる
それまでAmazon MasterCard ゴールドを持っていた人は、次の更新から自動的に新カードへ移行します(クラシックも同様)。
新カードには、クラシック・ゴールドの区分けはありません。
種類は、以下ふたつ。
- Amazon MasterCard
- Amazon Prime MasterCard
この二種類はユーザが選択するのではなく、「Amazonのプライム会員に入っているかどうか」で自動的に振り分けられます。
申込時にプライム会員でなければ、「Amazon MasterCard」が送られます。
一方、プライム会員なら、「Amazon Prime MasterCard」が送られます。
ちなみにこの記事にたどり着いた人には言うまでもないと思いますが、プライム会員はAmazonの特典を色々受けられます。
以下の記事に、プライム会員のメリットをまとめています。
>> Amazonプライム会員の解説【プライムビデオなどメリット多数】
ゴールドのプライム会員の付帯はなくなる
以前のAmazon MasterCard ゴールドは、プライム会員が付帯していました。
クラシックとゴールドの区分けがなくなったため、今後プライム会員を継続したい場合は、自分で登録する必要があります。
プライム会員の期限は、以下のAmazonのページから確認できます。
>> お客様のメンバーシップおよび購読
年会費はどちらも無料
新しい2つのカードは、どちらも年会費無料です。
Amazon Prime MasterCardはプライム会員に入っていることが条件なので、プライム会員分の利用料がかかります。
マイペイすリボの設定は、意味がなくなる
おそらくこれまでAmazon MasterCard ゴールドを使っていた人は、年会費の割引のためにマイペイすリボを設定し、上限を100万円など高くしていたと思います。
新しいカードは年会費無料のため、マイペイすリボの設定の意味はなくなります。
ポイント還元率
気になるポイント還元率は、新規でAmazon MasterCardを作る場合は以下です。
Amazon | Amazon以外 | |
---|---|---|
プライム会員 | 2.0% | 1.0% |
非プライム会員 | 1.5% | 1.0% |
ゴールドからの移行は2.5%が維持される
ゴールドからそのままAmazon Prime MasterCardへ移行した場合、Amazonでの買い物はこれまでの2.5%の還元率が維持されます。
これは嬉しいですね。
コンビニ3社の利用が1.5%還元に
Amazon以外でのポイント還元率は、これまで通りいずれのカードも1.0%です。
また新たなポイント制度として、コンビニエンスストア3社(セブンイレブン・ファミリーマート・ローソン)の利用で、いずれのカードも1.5%に還元率がアップします(200円利用のたび)。
ETCカードの使用料
同時に発行できるETCカードは、年会費の縛りがゆるくなりました。
これまでは年一回以上の使用で年会費無料(使わなかったら550円)でしたが、新カードからは使用ゼロでも永年無料です。
それほど高速道路を使わない人にとっては、安心してETCカードを所持しておけます。
旅行の傷害補償
比較的よい印象の制度変更を解説しましたが、ここからゴールドからの移行組は少しだけ損をする内容です。
まず旅行の保険が、以前より補償範囲が狭くなりました。
ゴールドは海外・国内旅行傷害補償が最高5000万まででしたが、いずれの新カードも海外旅行のみの傷害補償で最高2000万。
(ゴールド保持者は新カード移行後も、2022年10月末までは旧来の補償を受けられます)
以前のクラシックは、旅行の傷害補償がありませんでした。
そのためクラシックから新カードへ移行の場合は、補償が付いて良いリニューアルと言えます。
空港ラウンジサービス
もうひとつは、空港のラウンジサービスです。
新カードの移行に伴い、ゴールドに付帯していた空港ラウンジサービスは廃止となりました。
(ただし2022年10月末までは、ゴールドの空港ラウンジサービスを利用できます)
まとめ
今回のリニューアルは、客観的に見てユーザにとって有利となるリニューアルです。
ゴールドを使っていた人は、還元率2.5%のままで年会費無料が大きい。
クラシックを使っていた人も、コンビニでの還元率がアップしたり、旅行の傷害補償がついたりしましたね。
手間があると言えば、それまでゴールドに付帯していたプライム会員を、自分で更新しなくてはならないことです。
最初の更新の際に、自動更新の設定にしておくことをおすすめします。
年会費が完全無料となりAmazonのヘビーユーザにとって Amazon MasterCard は、作って損のないカードになりました。
特にプライム会員に入っているなら、新規発行で2.0%のポイント還元を受けられるのでおすすめです。