『思考の整理学』レビュー。考えをまとめるため、一旦忘れよう

公開日 2019-03-22 最終更新日 2021-05-17

考えることがたくさんあると、頭の中がごちゃごちゃしてきます。
これらをスッキリ整理するにはどうしたら良いのか?

英文学者・外山 滋比古さん著書『思考の整理学』にヒントがたくさんありました。

ポイントは、以下の4点です。

  • 考えるべきことを、まず忘れる
  • 忘れるために、睡眠を取ったり、別の行動をしたりする
  • 改めて考えるときには、ともかく書く
  • 書いたことを、人に話す

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『思考の整理学』レビュー。考えをまとめるため、一旦忘れよう

大切なのは、「忘れる」ことです。
脳のメモリは限られています。
頭をよく働かせるためには、価値のないことをどんどん忘れていったほうがよいです。

19世紀のイギリスの小説家ウォルター・スコットは、やっかいな問題が起きたときに、「明日の朝7時には解決しているよ」と言っていつも寝てしまっていたそうです。
そして不思議なことに一晩寝れば、大きな問題は落ち着くべきところへ落ち着いているのです。

一晩寝て忘れることによって余計な情報が抜け、絡み合った思考が自然と整理されるんですね。
無理に考えをまとめずに、まずはさっさと寝てしまいましょう。

考えるていることを、まずは忘れる

行動を変えていくのも、忘れるのに良い方法

思考を整理するため、まずは忘れるのがよい。
そして忘れるためには睡眠がよい。
ここまではわかりました。

忘れるために有効な方法には、「別の行動に移る」があります。

一つのことに集中すると考えが整理されないだけでなく、脳に疲労が蓄積して能率が悪くなります。
例えば学校では、まったくつながりのない教科を、休み時間を挟んで連続で授業していました。
一見、非効率に思えますが、ひとつに集中せずあれもこれもと変えていくのが、脳を飽きさせない最適な方法だったのです。

問題から離れて別のことをする

考えをまとめるには、ともかく書く

睡眠や別の行動をして、いったんは忘れる。
そのあとは、いよいよ考えをまとめる段階になります。

考えをまとめる際の最適な方法は、ともかく書いてみることです。
頭の中で考え続けても思考は整理されず、先へも進めません。
書いてみれば頭がすっきりして先も見えてきますし、新しい着想も生まれます。

そして大切なのは、書き出したら止まらず勢いのまま書き続けること。
自転車もスピードを出せば少しくらいの障害をものともせずに走り続けられます。
ノロノロ運転をしていたら、小石にでもつまずいてしまいますよね。
勢いよく書き上げたあと、ゆっくり推敲すればいいのです。

考えるときには、手を止めずにひたすら書く

書くだけでなく、その内容を人へ話してみる

「平家物語」という古典があります。
とても入り組んだ物語でありながら読むと頭に入ってきます。
その理由は、たくさんの琵琶法師によって語り継がれ、文章が研磨されたからです。

このように思考は、推敲すればするほど良くなります。
たくさんの琵琶法師が語り継いだように、頭で考えるだけではなく、文章へ書く。
書いたものを人へ話してみる。

そうしていけば、考えがどんどんまとまり思考が整理されていきます。

書くだけでなく、人へ話す

参考になることがたくさんありました

思考の仕方ではなく、本のタイトル通り「思考の整理の仕方」がとてもわかりやすく書いてあります。
ここで抜粋したほかにも、参考になることがたくさんありました。
気になった人は読んでみてください。

メタ認知でひとつ上の視点を持つ

思考する際にはメタ認知を持つと、視野を広げられます。
書籍『メタ認知トレーニング』のレビューです。

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