最終更新日 2021-10-22
Amazonのサービスの1つに、オーディブルがあります。
オーディブルとは、ネットからダウンロードして聴けるオーディオブックです。
Amazonやオーディブルのサイトから聞きたい本を購入すると、専用アプリで聴くことができます。
無料体験を利用して聞いてみたら、移動時間や作業中に本を読めて良い感じでした。
時間を効率よく使える感触があります。
そこでこの記事では、オーディブルの登録や解約方法、アプリの使い方など詳しく解説します。
この記事の目次
Amazonオーディブルの登録・解約・メリットを解説
オーディブルは、1995年にアメリカでサービスがスタートしました。
アメリカは国土が広く車移動の時間が長いため、オーディオブックの需要が昔から高いです。
オーディブルがAmazon傘下に入ったのは、2008年のこと。
その後、Kindleの本をオーディブルで聞けるサービスを2012年から開始しました。
オーディブルが日本に参入したのは2015年です。
以来、会員価格が月額1,500円のオーディオブック・サービスとして、認知されています。
日本のオーディブルで購入できるコンテンツは、現在40万冊以上あります。
その大部分が洋書(特にアメリカの書籍)で、日本の書籍は約1万8000冊です。
ラインナップはベストセラーが中心
オーディブルは、プロのナレーターが書籍を朗読します。
一冊の朗読時間は、長いもので10時間を超えます。
当然ながら通常の本以上に手間が掛かるため、出版しているすべての本をオーディオブック化するのはコスト的に難しいでしょう。
そのためオーディブルで聞ける日本の書籍に、あまりマニアックなものはありません。
ベストセラーもしくはそれに近い、人気タイトルが揃っています。
人気書籍が多いため、おそらくですがオーディブルのラインナップを見ると、「以前から読んでみたかった」と思う本があると思います。
どんな本でもオーディブルにあるわけでないですが、ハズレを引く確率も少ない。
それがオーディブルの特徴のひとつと言えます。
オーディオブックを聞くメリット
日本ではオーディオブックを聞く人が、それほどいないイメージです。
活字ではなく耳で内容を頭に入れるオーディオブックには、いくつかメリットがあります。
それらは以下の2つ。
- プロの朗読で本の内容がすんなり入ってくる
- 車の運転や作業している時間を有効に使える
ひとつずつ解説します。
プロの朗読で本の内容がすんなり入ってくる
オーディオブックは、プロのナレーターや声優が本の朗読をします。
Kindleの書籍ならスマホやタブレットの音声読み上げ機能で聴けますが、それらはあくまでも機械の音声。
抑揚のないコンピューターっぽい読み方なので、苦手な人がいるでしょう。
内容も今ひとつ入ってこないと感じるかもしれません。
しかしオーディブルはさすがプロが行う朗読だけあり、感情を込めた良い声で読み聞かせてくれて、内容が頭の中にすんなり入ります。
車の運転や作業している時間を有効に使える
車の運転をよくする人や毎日家事をする人は、オーディオブックに向いています。
手と目を使って作業しているときは、本を読めません。
しかし、耳は空いています。
空いている耳で音楽を聞いたりYouTubeを流したりできますが、最も時間効率高く情報取得できる方法は、オーディオブックです。
通勤や料理中にオーディオブックを聞けば、作業しながら書籍ならではの濃い情報を得たり、物語を体験したりできます。
オーディブル会員の特典とは。無料体験で一冊聴ける
オーディブルに対応した書籍は、会員登録せずともAmazonで購入できます。
しかし欲しい本が一冊だけでも、オーディブルに会員登録したほうが断然お得です。
月額1,500円のオーディブル会員の特典は、以下の6つ。
1つずつ詳しく解説します。
- 毎月1コイン付与される(1コインで好きなオーディオブックをダウンロード可能)
- 登録されているポッドキャストが聴き放題
- オーディブルが指定するボーナスタイトルを無料ダウンロード可能
- Amazonで販売されているオーディオブックを30%オフで購入できる
- 返品サービスを利用できる
- 新規会員登録は、30日間の無料体験がついてくる
1. 毎月1コイン付与される(1コインでオーディオブックを一冊ダウンロード可能)
オーディブルに会員登録すると、毎月1コインもらえます。
1コインで、一冊のオーディオブックと交換可能です。
交換する本の価格に、上限はありません。
Amazonのオーディオブックの価格は、多くが3,000円以上です。
そのため月額1,500円の会員であれば、単純に毎月1,500円ほどがお得になります。
一冊だけコインと交換して退会したとしても、購入したオーディオブックはライブラリに残り、聞き直すことが可能です。
ちなみに毎月もらえるコインの有効期限は、発行日から6カ月間。
その月に、無理やりコインを使う必要はありません。
ただし解約すると、貯めておいたコインはなくなってしまいます。
解約する際には、所持しているコインをすべて書籍と交換してからにしましょう。
2. 登録されているポッドキャストが聴き放題
会員になると、オーディブルに登録されているポッドキャストが聞けます。
しかも、追加料金無しの聞き放題です。
オーディブルのポッドキャストには、英語学習・ビジネス・お笑い・時事ネタ・癒やしなど、多数の種類が揃っています
中にはオーディブルだけで聞ける、オリジナルもあります。
オーディオブックは購入すれば非会員でも聞けますが、オーディブルのオリジナルポッドキャストを聴けるのは会員だけ。
これはオーディブル会員の、大きな特典の1つと言えます。
3. オーディブルが指定するボーナスタイトルを無料ダウンロード可能
オーディブルは、毎月1冊のボーナスタイトルをリリースしています。
ボーナスタイトルとは、無料でダウンロードできるオーディオブックのこと。
ボーナスタイトルが自分の聞きたいジャンルであればラッキーですし、興味ないジャンルでも「無料だから」と聞いてみたら思わぬ発見があるかもしれません。
すぐに聞かないまでも、とりあえずダウンロードしておくとよいでしょう。
会員登録を解除したあとも、アプリのライブラリに残ります。
4. Amazonで販売されているオーディオブックを30%オフで購入できる
オーディブルに会員登録すると、Amazonのオーディオブックをすべて30%オフで購入できます。
もし月に何冊もオーディオブックを買うなら、会員登録しないと確実に損です。
オーディオブックはプロのナレーターが数時間に渡り朗読するため、一般の書籍以上にコストが掛かっています。
そのため一般書籍よりも、価格が高いです。
しかし会員特典の30%オフなら、3,000円のオーディオブックが2,100円に。
書籍と比べ、それほど遜色ない価格で購入できます。
5. 返品サービスを利用できる
会員の大きな特典として、返品のメリットがあります。
月に付与されるコインは1枚ですが、返品すれば消費したコインは復活します。
返品の条件は、購入から365日以内であること。
すべて内容を聴き終わったあとでも、返品は可能です。
ただAmazonとしては、「返品は、あくまでも内容が想定と異なっていた場合のみ」としています。
そのためブラウザ上で返品処理できる冊数には制限があり、それを超える場合はカスタマー・サービスへ問い合わせが必要です。
返品のやり方
オーディブルの返品は、オーディブル専用サイトから行います。
トップページから、以下の手順で購入履歴へ進みます。
アカウントサービス → 購入履歴(返品)
返品したい本の右にある、「返品する」をクリック。

ポップアップ・ウインドウの「返品する」をクリックして完了です。

6. 新規会員登録は、30日間の無料体験がついてくる
オーディブルの会員登録がいくら魅力的でも、すぐに月額1,500円を払うのはためらいがあります。
そこでオーディブルでは、新規会員登録に30日間の無料体験を設けています。
無料体験中は、通常の会員特典がすべて与えられます。
1コインを付与され、ポッドキャストが聴き放題に。
ボーナスタイトルのダウンロードも可能です。
無料体験中に会員登録を解除しても、ダウンロードしたオーディオブックはアプリのライブラリに残ります。
Amazonのオーディオブックで聞きたいものがあれば、まずは会員登録し、与えられる1コインで無料購入するのが良いと思います。
オーディブルの登録や解約方法、使い方を解説
ではここから、オーディブルの会員登録の方法を解説します。
紹介している画面はスマホですが、パソコンでも同じです。
まずはAmazon内のオーディブルのページへ行きます。
「最初の一冊は無料。今すぐ聴こう。」のボタンをタップ。

次ページの、「最初の一冊は無料。今すぐ聴こう。」をタップします。

Amazonにログインしていなければ、次画面でログインを求められます。
ログイン後にクレジットカード情報を入力し、「30日間の無料体験を試す」をタップすれば登録完了です。
オーディブルのアプリの使い方
オーディブルを聞くには、専用アプリのダウンロードが必要です。
アプリにはiOSとAndroid版があり、いずれも無料。
Amazonでオーディオブックを購入すると、アプリのライブラリにタイトルが出現します。

表紙の画像をタップすると、書籍のダウンロードがスタートします。

オーディオブックは6時間〜10時間の音声データのため、データ量はかなり大きいです。
モバイルの容量が心配な場合は、Wi-Fi環境でのダウンロードをおすすめします。
ダウンロードがすべて完了せずとも、「再生できます」の表示が出れば聞き始められます。
朗読スピードの調整
再生中の細かい設定が可能です。
下の一番左のボタンをタップすると、朗読スピードを0.5倍速〜3.5倍速まで調整できます。


等倍速は普段の会話のスピードより、かなりゆっくりしています。
聞き慣れてくると、1.8〜2倍速くらいがちょうどよいかなと思います。
目次の表示
下の左から二番目のボタンをタップすると、書籍の目次が表示されます。
画像資料のある場合は、目次の上にリンクが出ます。


スリープタイマー
下の左から3番めのボタンをタップすると、スリープ設定ができます。


通常の本で、スリープタイマーを掛けることはあまりないかもしれません。
例えば寝る際にヒーリング系の朗読をスリープで掛けると、寝付きが良くなりそうです。
ブックマークの登録
下の一番右のボタンをタップすると、ブックマークできます。

オーディオブックは理解できない箇所であっても、朗読を待ってはくれません。
停止ボタンを押さない限り、時間とともに流れていきます。
あとで聞き直したい箇所は、ブックマークしておくと良いでしょう。
ドライブモード
上部右の車のマークをタップすると、ドライブモード表示に切り替わります。
ボタンが「再生・停止、巻き戻し、ブークマークを追加」の4つだけになり、表示も大きくなります。


オーディオブックは、車を運転しながら聞く人もいると思います。
ドライブモードを利用して、タップ操作をしやすくしましょう。
さらに詳細な設定
右上のハンバーガーメニューをタップすると、設定画面に移ります。
早送りと巻き戻しの秒数は、「プレーヤー設定」で変更できます。



解約の方法
無料体験でオーディブルを聞いてみて、「自分には合わないな」と思ったら無料期間内に解約しましょう。
指定期間を一日でも過ぎると、月額1,500円が自動課金されます。
解約はパソコン版のオーディブルの専用サイトへ行き、以下の手順で進みます。
(スマホで操作する場合は、スクロールの一番下にある「PCサイト」をタップして、パソコンの表示画面にしてください)
アカウントサービス → アカウント情報 → 退会手続きへ

次のページの「このまま退会手続きを行う」をクリックします。

次ページで退会理由を選び、「次へ」をクリック。

次ページの「退会手続きを完了する」をクリックして完了します。

解約すると、それまで所持していたコインがすべてなくなります。
コインを持っていたら、解約前にすべてオーディオブックと交換してしまいましょう。
まとめ
音楽をはじめ、YouTubeやボイシーなど、耳から情報取得できる手段はたくさんあります。
中でもオーディオブックの良さは、書籍ならではの情報密度の濃さです。
しかもプロのナレーターが朗読するため、聞くこと自体が体験として心地よいです。
聞いてみたいオーディブルをAmazonで見つけたら、無料体験を利用してみてください。
読み放題サービスのKindle Unlimitedのメリット
Amazonの本に関するサービスと言えば、Kindle Unlimitedがあります。
以下の記事で、Kindle Unlimitedのメリットを書きました。