最終更新日 2021-11-25
ブログを書いている人にとって、ネタの出し方・考え方は重要です。
「書きたいときに書きたいものだけ書く」そんなスタイルなら別ですが、ブログ書きを習慣にしていたり、ましてや収益化したいと考えるなら、コンスタントに記事を出す必要があります。
そこでこの記事では、ブログのネタの出し方・考え方や、それを形にしていく方法を書いてみます。
この記事の目次
ネタ出しで参考になる本
ちなみにここに書いたネタの出し方は、『知的生産の技術 (岩波新書) 』から多くのヒントを得ています。
今でもたまに読み返す、アイディア出しの名著です。
ブログのネタの出し方・考え方【浮かんだものを逃さない】
ネタはパソコンの前に座って考えても、よいものは浮かびません。
アイディアを無理やり考えると、これまで書いたものの焼き直しや突飛なだけで社会的価値の薄いものになりがちです。
なぜならアイディアとは、出そうと思って出るものではないからです。
脳がリラックスしている状態で、ダムが決壊するように急に脳内に流れ込んでくるものです。
そのため、まずはパソコンの前で考えるのをやめましょう。
自分の良いネタの浮かぶ状態を知る
誰しも、「アイディアがよく出る状態」があるはずです。
それがいつなのか自分で把握し、アイディアが出たときにすかさずメモするのが効率よいやり方です。
どういう状態でネタが浮かぶのか
前提として、常にブログのことをうっすら考えるのが大切です。
脳みそのどこかに「ブログのネタ」という項目を置いたままにすると、あるタイミングで急に回路がつながります。
例えば、以下のような状態でアイディアはよく浮かびます。
- シャワーを浴びているとき
- 散歩しているとき
- 車の運転をしているとき
- 本を読んでいるとき
リラックスしつつ、適度に刺激を受けているときに多いです。
浮かんだネタは、すぐに消えてしまう
ここで注意が必要です。
良いネタが浮かんだとしても、「頭の中にとどめておこう」と思ったら人間はすぐに忘れます。
そして一度消えてしまったアイディアは、ほぼ戻ってはきません。
そのためネタが浮かんだら、すぐメモに控えるのが大切です。
例えばシャワーを浴びているときにネタが浮かんだら、シャワーを浴び終わり服を着てすぐにスマホでメモしましょう。
そのくらい意識的にやらないと、着想は煙のように消えてしまいます。
ネタのメモの取り方
メモをするときは、紙よりもスマホが良いです。
スマホのメモは、まず手書きと違って「読めない」自体が起こりません。
手帳に走り書きすると、なんて書いたのかわからない悲劇がたまに生まれます…。
さらにスマホからクラウドでパソコンに同期あれば、そのままテキストエディタにコピペできて無駄がありません。
メモは音声入力を利用
スマホのメモは、音声入力をおすすめします。
というのも頭に浮かんだアイディアは、メモ中にもどんどん忘れていきます。
そのためフリック入力より速く書ける、音声入力のほうが良いと思います。
アイディアをつかまえておくためのツール
ここでいくつか、ネタを書いておくのに適したツールを4つ紹介します。
条件は前述した通り、「スマホでできて」「パソコンにクラウド同期するもの」です。
- iPhoneのメモ帳
- グーグルキープ
- Evernote
- 自分へメールする
1. iPhoneのメモ帳
iPhoneを使っている人なら、純正のメモ帳が簡単です。
起動すればすぐにメモを書けて、iCloudでMacに同期します。
何も難しいことはありません。
iPhoneメモの使い方は、以下に詳しく書きました。
2. グーグルキープ
iOSとアンドロイドを使い分けている人は、グーグルキープが良いです。
グーグルがリリースしているシンプルなメモ帳で、iPhoneにもアンドロイドにもアプリがあります。
パソコンにはウェブアプリがあり、同じグーグルアカウントであればクラウド同期します。
3. Evernote
Evernoteを使っているなら、アイディア用のスタックを作っても良いです。
Evernoteの整理の仕方は、以下の記事を参考にしてください。
4. 自分へメールする
余計なアプリを使いたくないなら、自分へメールするのが手っ取り早いです。
Gmailは検索機能が強力なので、タイトルに「アイディア」と入れておけば、検索で表示できます。
メモの取り方
ネタが浮かんだときのメモの取り方にはコツがあります。
単純に浮かんだことを浮かんだまま書けばいいのですが、3つ工夫するとブログにする際、効率的です。
- タイトルを書く
- 箇条書きで書く
- 200字以上は書く
1. タイトルを書く
メモは内容だけでなく、まず文頭にタイトルをつけましょう。
iPhoneのメモ帳など、メモアプリは一行目がタイトル扱いになるのが多いです。
ネタのストックが多くなっても、タイトルを付けておけば、何が書いてあるのかがすぐにわかって便利です。
浮かんだことをつらつら書くと、中身の確認でいちいちそのファイルを開かなくてはなりません。
2. 箇条書きで書く
メモアプリの多くは、改行で自動的に箇条書きになる機能があります。
箇条書きを使うと、浮かんできたアイディアを整理しやすくなります。
見返すときも、箇条書きのほうがわかりやすいです。
もう一つ利点があります。
箇条書きは、アイディアが広がりやすいです。
文章を書き連ねるより、「浮かんだことをすべて出し切れた」実感があります。
3. 200字以上は書く
メモは200字以上は書いておきましょう。
ネタが浮かんだ時点で、ある程度の文章が頭に浮かんでいるはずです。
それを残さずに書いておきます。
逆に言えば、タイトルだけしか浮かばないなネタは、いざ執筆してもうまく書けないことが多いです。
ネタ出しはもっともクリエイティブな部分
このメモをもとにして、パソコンの前で記事の構成と本文を書いていきます。
ブログの記事作成は、「ネタ出し・構成・執筆・推敲」の工程にわけられます。
この中でもっともクリエイティブな部分は、ネタ出しです。
構成・執筆・推敲は、どちらかというとテクニカルな部分です。
それらは日々、鍛錬すればレベルは上がりますが、ネタは努力したから良いものが出てくるわけではありません。
「浮かぶ状態を知り、それをすかさず捕まえる」これを意識するだけで、良い記事を継続的に書けるようになるでしょう。
実は自分がパソコンの前でネタを考えるタイプだった
なぜネタの出し方の記事を書いたかと言えば、それこそシャワーを浴びているときに「以前はパソコンの前でネタを考えてたな」と急に思い出したのです。
以前はブログを書こうと思うと、パソコンの前に座ってはじめてネタを考えていて、毎回苦労していました。
「ひょっとして、昔の自分のように苦労している人がいるかな」と思い、この記事を書いた次第です。
まとめ
ということで、ブログのネタ出しについて書いてみました。
ブログに限らず、仕事などアウトプット全般のアイディア出しに使える方法だと思います。
やり方をまとめると、以下になります。
- ネタの生まれやすい状態を知る
- 浮かんだらすかさずメモを取る
- メモは音声入力で書く
- メモにタイトルをつける
- メモの本文は200字以上、書く
- 箇条書きで書く
- メモは、パソコンにクラウド同期するスマホを使う
ネタ出しに困ったときは、この方法を試してみてください。
ブログを長く読まれる記事を書くと有利
ブログには長く読まれる記事と、短期間にアクセスが集まりその後読まれなくなる記事の二種類があります。
長く読まれる記事とアクセスの集まる記事の違いについて書きました。