アクセルとブレーキ

おもしろかった本の紹介です。堅くて恐縮ですが、大前研一の「日本の論点 2015〜16」です。

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タイトルの通り、日本が抱えている様々な問題をざっくり紹介・解説して、著者なりの解決策を書き記してあります。もちろん「日本たいへん!」といった危機感を持つという視点で読んでもよいのですが、何よりも国単位でのコンサル経験を持つ著者の、「この問題の根源はここだ。それを解決するためにはこうだ」という問題解決の思考を辿るのがおもしろいです。

人間は理性と感情でできていると言われています。何か行動するときにはまず先に感情が動き(アクセル)、後から理性がそれを制御する(ブレーキ)という一連の動きがあるわけです。問題解決がうまくいかないときは、感情が理性の働きを邪魔しているときが多いです。

国というバカでかい単位で語られることも、一人の人間が悩む問題も、複雑さの度合いはあるにせよそれを解決する方法は同じなように思います。こういった本は何か問題が発生したときに、感情を抑え論理的に解決方法を探る際の考え方を提示してくれます。