細切れの時間

ブログを毎日、書き始めてから、「これを書いてみよう」というネタはいくらか溜まってきたのですが、それを文章にするにはやはりある程度のまとまった時間が必要になります。仕事が詰まってくるとそのことをストレスに感じそうなので、細切れの時間を使ってある程度下書きしておこうと思ったのですが、よくよく考えてみれば、「地方に住んでいると細切れの時間がない」ということに気づきました。

以前、東京に住んでいたとき、移動手段のほとんどは電車でした。電車移動のよいところは、移動しつつも自分の好きなことができる点です。本を読んだり、打ち合わせ前であれば資料に目を通したり。スペースが許すならラップトップを広げて文章を書くこともできます。「移動する間だけ」と限定した時間に行うので、活字を追うのも普段より集中力を持ってできるように思います。こういった「細切れの時間」は、手を付けたくても付けられないでいる事柄を進められるよい機会です。

それが、地方に帰ってくるとそういった時間がないということに気づきます。地方は車での移動が主なので、そもそも電車に乗る機会がありません。待ち合わせも今ではスマートフォンをみんな持っているので、それほど大きなタイムラグは生じません。何かやり始めた途端に先方が現れるというのもしばしばです。

良い方法はないかと考えて、とりあえず作業と作業の合間の休憩時間を「細切れの時間」に見立て、デスクトップから離れてスマートフォンで5分なり10分なり下書きを書けるだけ書くということをしてみています。この「細切れの時間を意図的につくり出す作戦」は思いのほかスイスイと文章が書けるので良い感じです。あまり休憩した気にならないのが玉に瑕ですがー。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。

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