森の音を聞けるサービス、Forest Notes の感想

エゴラッピンの中納良恵さんが1月14日にソロアルバム『窓景』を発表しました。それを記念した弾き語りライブが1月18日にあり(こちらから一曲だけ聞けます)、Ustreamでも中継されたので見ていたところ、何曲か歌い終わった後にハナレグミ(永積崇)がゲストで登場。

どちらもおそろしく染みる歌声の持ち主。ライブが素晴らしくなったのはもちろんのこと、二人のMCもほんわかとしていてとてもよい感じでした。

その会話の最中で中納良恵さんが、「永積くんのスタジオって森の音がしているんですよ」と話し出しました。するとハナレグミが、「そうそう。なんつうの、インターネッツっていうの?(会場笑)それのサービスで森の音をライブで流してくれるやつがあるの。フォレストノーツ。おすすめですよ」とそのサービスを紹介していました。へーそんなのがあるんだ。とインターネッツが大好きなもので、早速調べてみました。

どういうサービスか?

サイトはこちらです。→ Forest Notes
ざっくりというと、日本の6ヶ所の森(白神山地、志賀高原、飛騨高山、高尾山、馬路村、諸塚村、屋久島)の音を24時間聞くことのできるサービスです。特に白神山地、飛騨高山、馬路村、諸塚村の4ヶ所には常時集音マイクが設置してあり、まさに今聞こえている森の声をライブで聞くことができます。運営を行っているのはケンウッドです。オーディオメーカーらしく、木枠型のスピーカーもサイト内で紹介されています。

どういった音が聞けるのかは、サイト内で試聴することが可能です。有料のサービスとなっており、320kbpsの高音質が月額933円(税別)128kbpsの標準音質が月額467円(税別)です。

10日間使ってみた感想

作業中のBGMは、自分にとってはそれはもうかなり重要度の高い事柄です。自分が求めているBGMの条件は以下の2つ。

・日本語の歌詞でないもの
・聞いていて飽きないもの

この条件を満たすものを求めて行った結果、最近はもっぱらインターネットラジオで洋楽のオールディーズばかり聞くようになっていました。

オールディーズは、さすが時の流れの洗礼から生き残ってきたものなので、聞いていて飽きないのですが、音楽を一日中流していると耳が疲れてきます。そこで「森の音はひょっとしてかなりいいかもしれない」と考え、登録してみることにしました。コスパが悪いと思えばすぐに解約すればいいので、まずは高音質プランを選択。実際にライブで流れる音を聞くと、鳥の鳴き声がいちばん耳に入ります。後は、風の音。虫の羽音。場所によっては、水の流れる音がします。

1月18日から使い始めて今日でちょうど10日が経ちました。基本的には、部屋の中にいるときはずーーーーと流しっぱなしにしています。これは当たり前のことなのかもしれませんが、何といってもいつまで聞いていてもまったく飽きないし、耳も疲れません。窓際に置いてあるディスプレイの真後ろにブルートゥースのスピーカーを置いて作業しながら流していると、森の音が窓の外から聞こえているような錯覚にもおちいります。リラックスできて集中もできる。すごくいい感じです。

同じ時間に日本の見知らぬ森で、今まさに流れている音が聞ける、というのがいちばんミソのように思います。実際に聞こえる鳥の声がとてもリアルなものに感じられます。ただウグイスの鳴き声を聞くと「ホーホケキョ」と字面が浮かんでしまい、集中が途切れてしまいます。なので、ウグイスがいない地域を選んで聞くようにしています。ウグイスには本当に申し訳ない話ですが。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。