香港一人旅 2-5 デモの地へ

2015-02-22 7:24

香港の旅行記の16回目です。

下りのピークトラムを利用して下まで降りて行き、そのまましばらく歩いて中環駅の入り口の一つに入っていく。香港駅と中環駅のエリアは何度も歩き回っているので、だいたいの土地勘はできてきていた。

地下鉄の乗り方も日本とさほど変わりなく、二日目ともなればあたふたする場面はほとんどない。

地元民のような素知らぬ顔をして切符を買い、旺角へと向かう電車に乗り込んだ。

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ちなみに写真の広告は、地下鉄の構内でよく見かけたもの。おじさんが手にしているのは養命酒的なお酒の瓶でなにか健康食品の広告かと思い込んでいたが、今よく見てみると手にしているのはエスカレーターの模型であった。

乗っているエスカレーターの広告だろうか。エスカレーターの広告を一般の人の目に触れる場所に置くというのは、日本ではなかなかない光景である。

旺角に着き、適当な出口から地上へと出る。

この街は人口密度の高い香港のなかでもとりわけ人が多いことで知られる。ビジネス街というわけでもないのに、平日の昼間にもかかわらずすごい人の数だ。

スリに遭う心配が出てきたので、貴重品は上着のポケットに入れてチャックを閉めた。

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自分の記憶では晴れた青空の下を歩いていた感覚であったが、写真で見ると思いっきり曇天だった。思い出補正がかかっていたようである。

デモが行われた場所に行こうとiPhoneで調べてみる。

香港はデモによって経済的なダメージを受けている。この辺りのお店の人たちも快くは思っていなかっただろう。まさか店先で「学生に占拠されたのはどの辺りですか?」と尋ねるわけにはいかない。また幸いなことに、それを聞ける英語力もない。

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当時のニュースを拾ってみると、どうやら大通りであるアーガイルストリートを数キロに渡って占拠していたようだ。そのはじまりと思われる地点にまで移動する。

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歩道橋に上り、ちょうど中央の地点で写真を撮った。ご覧の通り、両側6車線のかなり幅の広い道路である。

ローカルの例えで恐縮だが、金沢駅西口の50メートル道路ぐらいの広さがある。つまり例えるなら、金沢駅前の道に無数のテントを張り、その場所を学生たちが数ヶ月にわたって占拠したというわけだ。

イメージしてみたが、それはまったく現実的な光景ではなかった。

よくもまあこんな広いところを占拠したと、改めて感心する。また惨事にならなくてよかったとも思う。(続く)


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