香港一人旅 2-7 夜景を待つ

2015-02-24 7:59

香港の旅行記の18回目です。

 

1〜17回目は香港一人旅 archivesからどうぞ。

 

* *

 

ここまで見て回ったところで、時刻は夕方の5時ごろだった。日が沈みかけている。香港といえば夜景が有名なので、どこかきれいに見られるところに移動しようと思い立つ。まさかもう一度ピークトラムに乗るのも芸がないので、iPhoneで調べてみると九龍島から香港島へ渡るフェリーがあり、そこからの景色がなかなか良いようだ。深水埗から5つ目の駅である尖沙咀を目指すことにする。

 

尖沙咀はフェリーが乗れるだけではなく、香港のガイドブックを開けば必ず紹介されるような観光地でもある。

 

 

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九龍島と香港島を繋ぐスターフェリー乗り場の近くにはアベニュー・オブ・スターズという湾沿いの通りがあり、香港の映画制作にちなんだ彫像などが並べられている。香港の大スターであるブルース・リーの銅像の周りには、人だかりがたえなかった。香港島を背景に彼を写真に収めるのが、香港旅行のストーリーの一つになっているようだ。自分もその流れに沿って写真を撮った。

 

 

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まだ日が落ちきっておらず夜景とまではいかなかったので、ベンチに腰掛けて休みながら暗くなるのを待った。2月初旬だというのに少し肌寒いだけで、過ごしやすい気温である。

 

 

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そのまま海を眺めて座っていると、パンフレットを広げながらなにやらセールスしてくるおばちゃんが近づいてきた。何のパンフレットか気になったが、“No,thank you.”と断る。するとしばらくして別のおばちゃんが同じようなパンフレットを持って近づいてくる。注意してみてみると、ここら一帯に10人以上はそのセールス部隊がいるようだ。皆パンフレットを広げながら近づいていき、一様に断られている。

 

おそらく契約数に応じてインセンティブがあるのだろう。10数人のおばちゃんが手当たり次第に観光客へ声を掛けまくっている。そんな異様な行動を取られたら、断るのがその場の空気になってしまうに決まっておる。人当たりが良くクロージングまできちんと行えるスキルを持ったおばちゃん一人が、じっくりと観察して契約できそうな観光客を厳選し、交渉にのぞんだほうがよほど成果をあげられそうである。

 

そんな他国のブラック企業状況を観察しているうちに、夜の帳が少しずつ香港の景色に降りてきた。(続く)

 


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