香港一人旅 3-3 ザ・スタンダード

2015-03-02 8:17

香港の旅行記の24回目です。

 

1〜23回目は香港一人旅 archivesからどうぞ。

 

* *

 

その後、街中に入りIFCモールと呼ばれるぴかぴかのショッピングモールへ入っていった。そのモールの地下に香港駅があるのだった。駅のホームでは数名のおばさんが新聞を配っていた。“Free?”と尋ねると“Yes”とうなずきながら手渡してくれた。

 

新聞名は“The Standard”となっていた。かの有名なタイガーバームの創始者によって1949年に発行が開始されたようだ。広告ばかりの媒体かと思ったが(もちろん広告のスペースもあるのだが)、記事のボリュームは日本で見る新聞と遜色しないものであった。

 

そういえば以前、新聞記者をやっている人と話をしたとき、「自分たちは儲けるために新聞を出しているのではなくて、新聞を発行するために儲けている」という趣旨のことを聞いたことがある。これはもちろんその人の個人的な考えもあろうけれども、ジャーナリズムという職業は「知らせる」という使命感がまずあり、知らせるための組織を維持するため収益をどう確保するか、という考え方になっていくのだろう。そのように思えば、“The Standard”が無料で配られていることも、タイガーバームという富豪が発行しているということもリンクしてくる。

 

空港までの数十分の間、そんなことを考えながら香港の新聞に目を通した。昨日起こった台湾の旅客機墜落事故のことが大きく伝えられていた。去年の夏から英語のリーディングは毎日鍛えていたので、わからない単語はいくつもあるが書いてある内容はだいたい理解できる。

 

読むことは自分のペースでできるため、理解する速度を自分で調節することができる。なので自信がなくとも時間をかければなんとかなると思えるが、ヒアリングはやはり難しい。現地で一人歩いてみてそのことを本当に痛感した。

 

難易度で言えば、

 

リーディング < ヒアリング < スピーキング

 

になるだろうか。

 

話すことなど自分の欲求を伝えることはできるが、自分の考えを伝え理解し尊重合うことなどまったくもって不可能である。今の自分には現実離れした夢の様なフィールドだ。

 

今回の旅行で一番考えることになったのは語学力だったなー。新聞を広げそう思う間に列車は空港のホームへと滑りこんでいった。(続く)

 


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