発想を豊かにするための方法

2015-03-21 7:54

先日、見掛けたウェブサイトがすごくおもしろかった。グラフィックデザイナーのNicolas Damiens氏という人が作った作品で、東京の街中に書かれている「文字」を消すというもの。

 

文字がなくなったとたん、街が静かになってしまう。写真は音を発しないので静かになるいう表現も妙だが、しかしやはり静寂になったように感じる。普段何気なく視界に入っている文字は、読んでいないつもりでも、脳はその一つ一つを理解しようと処理し続けているということがよくわかる。静かになるというのは、文字情報が入ってこない状態ということである。

 

仕事のできる人は机の上がきれいで、発想豊かな人はその反対にモノが乱雑に置いてあるいう言説を見かける。ステレオタイプのイメージが先行しているような気もしなくもないが、これらのことは街中の文字を消すように「情報を視界に入れるか入れないか」という点で区分すると説明がつくように思った。

 

仕事のできる人というのは、つまり処理能力が速く正確な人である。判断を速くする際に、視界に不必要な文字情報が見えてしまうと、その一つ一つを無意識に脳が処理してしまい遅くなってしまう。なので、デスクには余計なモノを置かずに整理された状態になっている。

 

発想が豊かな人は一つに集中して考えるというよりも、一つのことを出発点に考えを広げていく人が多い。こういう人は、一つのことから発想を広げていくためにどんどん文字情報を仕入れる必要がある。なので、デスクの上には読みかけの本や資料が山のようになっている。

 

つまり、仕事を速く終わらせるときには机をきれいにして、アイデアを出したいときには思いっきり乱雑にすると成果が得られるかもしれない。というのはただの仮説である。机が散らかっていることを指摘されても「発想を広げるためだよ!」などと言い訳しないよう注意したいものである。

 


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