忘れられない名前

2015-03-27 6:50

唐突だが、店先で売られている商品は名前一つで売れ行きが変わるので、それを考える人たちはたんへんな苦労をしていると思う。なんでこんなことを思ったかというとおやつにキットカットを食べていて、「このネーミングはすごいな」と改めて思ったからであった。

 

キットカットとはウエハースを重ねて作ったチョコレート菓子である。まあ味も美味しいのだけれど、この商品の特徴は2つにパカッと割れる部分にあると思う。その割れ方がとても気持ちよくて、もうまさにキットカットとしか言えないのだ。さぞやこのお菓子を出している不二家はよくよく考えてこの割れ方とネーミングを考えたのだろうと思い、今ウィキペディアで調べてみた。そしたら、18世紀イギリスにいた食堂の経営者の名前が「キット・カット」という人で、そこからこのお菓子の名前が来ているとのことだった。

 

自分の頭の中ではキットカットの開発現場がプロジェクトX風に流れていて、「もっと、パカッと気持よく割れるようにしろ!パカッとだ!じゃないとキットカット感が出ないだろ!」という現場の怒号の声が聞こえていたのだが。ネーミングと割れ方はもともとリンクしていなかったようである。

 

名前といえば、先日話題に出したドラゴンボールの作者である鳥山明は、ネーミングに関しても抜群のセンスを見せる人である。ドラゴンボールに出てくる人物名は、それぞれカテゴリー分けされているのは有名な話。

 

ブルマ家は下着 → ブルマ、トランクス、ブリーフ、パンチ―
地球のライバルは中華系の食べ物 → ピッコロ、ヤムチャ、天津飯、餃子
サイヤ人のライバルは野菜 → ベジータ、ラディッツ、ナッパ

 

などなど。

 

鳥山明が生み出したキャラクターの中で今でも印象に残り、「本当にすごいネーミングだなー」と感心してしまうのはスッパマンだ。Dr.スランプの時に出てきた映画「スーパーマン」のパロディのキャラクターで、梅干しの小瓶を小脇に抱えて、「梅干し食べてスッパマン!」というのが決め台詞だった。こんなのどう考えても忘れそうにない名前である。おそらく死ぬ間際までスッパマンのことは覚えているだろう。鳥山明自身によるネーミング解説付きのキャラクター全集みたいな本が出てほしい。

 


Category:生活

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