状況で言葉の意味は通じる

2015-04-08 6:51

先日、封書を出そうと思ってローソンに行った。コンビニはどこでも切手を取り扱っているけれども、特にローソンはポストがレジ前に設置してあるので便利だ。切手は夕方には閉まってしまう郵便局よりも、ローソンで買うことのほうが断然多い。

 

ということで夜になって封書を持って目についたローソンに入り、店員さんに「82円切手をください」と言った。

 

店員さんは「切手」という単語を聞いて、「ああ、あれのこと」みたいにちょっとタイムラグがあった後に、ゴソゴソと切手の入ったクリアファイルを取り出した。生まれた時から日本に住んでいる人で、「切手」と聞いてタイムラグが生じる人はほとんどいないだろう。名札を見ると、カタカナで東南アジアっぽい名前が書いてあった。まだお若い感じなので留学生の人かなと思いながら代金を支払った。

 

切手をもらいその場でポストに投函して帰ろうと思うと、背後から「さっさす」の声。「さっさす?」と一瞬不思議に思ったが、その場には自分とレジの人しかいなかったので、「ありがとうございます」という意味なのだと理解した。

 

一つひとつの音を明確に発する日本語は、他国ではとても発音しにくい言語らしい。「ありがとうございます」も普段何の気なしに使っているけれども、日本人以外には難易度の高い発音なのかもしれない。

 

おそらく日本語の試験などがあったとして、「感謝の言葉」の部分に「さっさす」と書けば点数はもらえないだろう。それでも自分が理解することができたのは、状況から推測するとそれ以外には考えられなかったからである。明確な言葉ではなくとも、状況で意味を理解することは十分にできるなとその時に改めて思った。

 

英語を少しは話せるようになりたいと考えているけれども、正しい文法と正しい発音で、と思うと結構道のりは遠くてゲンナリしてくる。だけれども「ありがとうございます」を「さっさす」といっても通じるのだから、少々発音が悪くても文脈で理解してもらえるのではないか。そう開き直ってガシガシと「英語を聞いて読む」を繰り返していこうと思ったローソンの帰り道。

 


Category:生活

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