結局、シンプルが一番速い

唐突だが、仕事というのは「仕える事」と書く。その言葉の通り、仕事においては「自分のやりたいように好きな時間にやれる」ということは基本的にない。締め切りだとか内容や予算の制限など色々な制約が発生する。自由が制限されているから「仕事」なのである。

誰しも自由な状態でなければ窮屈に感じるし嫌なものである。なので多くの人はその制約の中で、一番自分が心地よくできるポジションを考えたり、作業時間を短縮するための方法を駆使したりする。その結果、同じ仕事であっても人によって過ごし方や仕上がりが変わってくるのだ。つまり何も考えなくても無条件に楽しくて楽しくてしょうがないと思える、そのような仕事は原則的に存在しないのである。

前置きが長くなったが何を言いたいかというと、その時にやりたくない仕事というのはどうしても存在するという話である。会社勤めであれば拘束時間というのがあるので、自分がどのような心持ちであっても成果をアピールするためにやらざるを得ない面がある。

しかし自営業の場合は自分を監視するのはほかならぬ自分自身。やりたくない思いに素直に従っていれば、日を追うごとに終わらない仕事が山積みになってしまい収集がつかなくなることだろう。気分が乗らない時にでも自分自身の力で何とかして、バリバリと仕事を片付けていく必要があるのだ。

これは自営業者が生きていく上で重要なテーマである。

これまでに自営業としてそこそこの時間を過ごしてきて、こういった状況を打破する方法はないかと色々試してきた。場所を変えてみたり作業する時間帯を変えてみたり、難しいものを後回しにして簡単なものから手をつけたりもした。前述した「心地よく仕事ができるポジション」というのを探してみたのだ。

こういった行動がうまく作用することももちろんあるのだけれど、最近はちょっと考えが変わってきた。色々と工夫をすれば気分転換になって進むこともあるのだが、結局はそうやって場所ややり方を考える時間がもったいないと思うようになった。

何ごともシンプルにしていくのが一番だ。自分の感情など横にやってともかく机の前に座るのだ。資料を広げて終わる時間とどこまで終わらせるかその内容を決めて、ともかく頭から順番にとりかかっていく。そういった単純明快な方法が結局は一番速いということに気づいたのである。

やりたくないと思うのは最初のうちだけで、仕事をはじめてしまえばいつのまにか集中してそのような意識はなくなる。どこかに移動したり余計な休憩を挟んだりして3時間掛かるのであれば、休憩も移動もなしで集中して1時間で終わらせたほうが自分の時間が増える。

こうやって文字に書いてしまえばとても当たり前に思えることなのだけど、ちょっと気分が乗らなくなると環境ややり方へとその原因を転嫁してしまう。そうならないよう自戒をこめて、こんな内容の記事を残しておこうと思った次第。今日も一日、シンプルに生きていこう。