幸福感アップの方法

最近読んだ本で、なるほどなと思ったことがあった。ある調査によると、過去や未来のことより「たった今」のことだけを考える方が、幸福感が向上するとのことである。

例えば朝、会社までの道すがらではどんなことを考えるだろう。おそらく多くの人は会社に着いてからやらなくてはならないことを考えるだろう。考えが進めば今日だけでなく今週やらなくてはならないことが頭をよぎり、今期にやらなくてはならないこと、来年やらなくてはならないこと、とどんどん先のことを考えてしまうかもしれない。

それとは逆に昨日大きな失敗をしてしまった人であれば、過去のことばかりが頭を離れないだろう。そこからさらにさかのぼって数ある失敗を思い出し、どんどん自分で自分を追い詰めることになるかもしれない。

未来のことはまだ起こっていないことなので気に病んでもしょうがないし、過去は起きてしまったことなので、同じく思い煩ってもしょうがない。考えてもしょうがないことで頭の中がいっぱいになると、気持ちに余裕が生まれない。それよりも会社に行く途中には季節を感じさせる草木が生えているはずだ。風もそよいでいるだろうし、暖かい日差しが降り注いでいるかもしれない。

頭のなかで想像をふくらませて自分を追い込んでいくよりも、そういった目の前の風景や歩くことそのものや、クルマを運転している自分の行動に集中する。そのほうが幸福感はアップする。そんなことが書いてあって、それは本当にそうだなと納得してしまった。

それで早速「たった今」のことだけを考えようと試してみているのだが、これが結構、難しい。最初は「今のことだけに意識を集中させよう」と思ってできているのだが、ふと気づくと先のことばかりが頭を占領している。

先のことを考えるのは不安を軽減したいからである。リスクを想定してそれに備えたいと思っているからである。なので自分の場合、先のことを考えるのは安心につながるのでついやってしまうのだが、「不安に思って安心する」を絶えず繰り返すのは精神的によろしくない。

そういうことを考えるのは、机の上にスケジュール帳を広げてやるべきことである。いつも「すぐ先」のことばかりを考えていると、目の前のことの処理にばかり気を取られてあっという間に年を取ってしまいそうでもある。

幸福感向上もさることながら、目先のことにこだわってやりたいことをやれない(やらない)のは避けたいことである。つい先のことを考えてしまうのは癖になっている部分もあるはずだ。しばらくは「たった今」のことだけに意識が向くように努力してみよう。

Pocket

Scroll to top