何のために仕事をしているか

2015-07-10 7:58

たまに、「この先、ブルーデザインはどうなることを目標にしているんですか」と尋ねられることがある。おそらく2人だけで運営している小さな事務所だから、「もっと人を増やして会社組織にして、大きな仕事をたくさんしていく」という成長路線的な答えを期待しての質問なのだと思う。

 

そういう時はだいたい答えに困ってしまって、「いやー特に目標はないっす」と回答しその場の空気をしらけさせてしまう。いやいや、本当に目標などないのである。人を増やしたいなんてこれっぽっちも思っていないし、ビッグネームのクライアントを持ちたいなど露とも思っていない。それらは自分たちにとって、ただただ面倒くさいだけのことである。

 

じゃあ何のために仕事をしているのか。目標は特にないけれど、目的は明確に自分の中にある。それは「自由になるため」である。

 

これは論理的に破綻しているように思うかもしれない。なぜなら仕事をすれば、自分の時間を捧げて自由を削ることになるからだ。でも考えてみるに、

 

1 自分が自営業を選んだのも
2 最少人数の2人でチームを組んでいるのも
3 自分たちのスキルを高め増やしているのも

 

すべて「自由になるため」へとつながっている。

 

単純な話であるが、そもそもお金を手にしないと自由は得られない。お金を手にする最短で確実な方法は、仕事をすることである。仕事のうち、拘束時間が定められている会社勤めであれば自由な時間は限られるが、自営業の場合やり方次第で時間をコントロールできる。なので1の自営業を選んだのは自分の目的に見合った選択なのだ。

 

また2の「最少人数の2人でチームを組んでいる」についても、1人だけでできることなど本当にたかが知れているけれども、2人になるだけで一気に可能性が広がる。これが3人以上になると何か決める時に全員が顔を突き合わせて会議をする必要が出てくるだろうが、チームとして最少人数の2人で仕事をしていると、意思決定が恐ろしくスピーディになるという利点もある。

 

極端な話、電話で「こうすることにしたけどどう思う?」「いいんじゃない」でチームとしての意思決定は終わりである。明文化する必要もまったくない。もっと込み入った慎重に取り組むべき問題であれば、「こうすることにしたけどどう思う?」「保留にしよう」で終わりである。とても話が早い。

 

仕事の可能性が広がれば収益の増加を見込めるし、スピーディな採決は生産性の向上へとつながる。どちらも自由へとつながっている。

 

3の「自分たちのスキルを高め増やしている」も自由になるためである。もし自分たちがグラフィックデザインだけしかできなければ、将来に対して恐ろしく不安を持っているだろう。しかし今では、ウェブや写真撮影、動画制作、執筆など入ってくる仕事の通路が複数あるため「なんとかなる」という自信がある。

 

おそらく、「自由を得る」という観点で仕事を考えるなら、もっとも重要なのはこのスキルを増やし精査し高めるというPDCAを回し続けることなのではないかと思う。

 


Category:未分類

tags:



«
»