フジロック最終日(2015年7月26日) その1

7月26日日曜、フジロック最終日。といっても目覚めたのは苗場ではなく、福井市のビジネスホテルである。昨日、友人の結婚式があり、フジロック開催中の苗場から福井へと車を走らせ、夜を過ごしたのだった。

朝の5時半にはホテルをチェックアウトし明けたばかりの空の下、苗場に向けて車のアクセルを踏み込む。あまり休憩を長く取らずに走り苗場到着が10時半過ぎ。日曜日は晴れの予報が出ていたのだが、果たして期待通りに快晴の青空だった。

抜けるような青空の下、山の気持ちいい風を頬に受けハイネケンを飲みながら素晴らしい音楽を聴く。それ以上の幸せがこの世にあるのだろうか。

湯沢インターからスキー場へと進むに連れて車の数が多くなり、山腹では多少の渋滞も発生した。やはり最終日だけあって来場者数も多いようである。苗場に着いた後に駐車場を探してメインストリート沿いを走る。「やばいかな、いっぱいかな〜」と危惧したけれど奥まったところのロッジの駐車場がまだ空いていた。受付で料金を支払った後、車の中で初日のブログを書くことにする。

最終日もグリーンステージだけで過ごすつもりでいるが、見てみたいアーティストと言えば正直いって椎名林檎ぐらいである。そのスタートが17時20分。最悪、その時間にグリーンにいれればいいやと思い、ブログを書いた後は一旦のんびりとした歩調でキャンプサイトへ行く。折りたたみ椅子など必要なものを手にし、入場ゲートをくぐった後は腹ごしらえのためワールドレストランへ直行した。

突き当たりにある店で「エチオピアプレート」を頼む。フジロックで食べたものについては毎年、備忘録をしているのだが、見返すと毎年同じメニューばかり頼んでいるのがわかる。

・エチオピアプレート
・パエリア
・醤油ラーメン
・フィッシュアンドチップス

この辺りは自分の中で定番である。今年はステーキプレートを初めて食べてみた。1300円とフジロックの食事の中では高額なメニューだけあり、柔らかくて美味しいステーキだった。今後の定番になりそうである。

その後はグリーン左後ろの定位置に陣取っていよいよ最終日、the telephones から見始めた。the telephones は開催ギリギリにCATFISH AND THE BOTTLEMEN の出演がなくなり、その代役として急遽、参加が決まったバンドである。

今年限りで活動休止を発表しており、その前に初めてグリーンに立てたことがかなり嬉しいようだ。奏でる音楽からも身体全体からもその喜びがこみ上げている。最初はぱらぱらとした観客の入りだったが、その熱気に煽られてどんどんステージへと人が集まって行った。

自分たちだけでなく、アーティストにとってもグリーンは特別な場所なのだ。

苗場はフジロックが終われば、ただの森に姿を戻す。人間が勝手に決めた3日間という期間だけ数多くの人が集まり、そして、その場所を特別なものへとみなしていく。場所を作るのは人間だし、そこに意味を付けるのも人間なのである。

盛り上がりを見せた the telephones の後は、そのまま JOHNNY MARR を見る。演奏終了後から、わらわらと人が集まり始めた。このあとはいよいよ椎名林檎の登場だ。(続く)