フジロックのキャンプの良さについて

フジロックについての記載を続けているが、もう一回だけその話題。

フジロックは三日間続けて行なわれるイベントである。そこに延べ10万人を超える人が詰めかけるわけだが、その中には一日だけ楽しむ人もいれば三日間連続で滞在する人もいる。

一日だけならいざしらず、連泊しての参戦となると当たり前のことだが泊まるところを確保しなくてはならない。幸いにも開催場所が苗場スキー場なので周辺にはホテルやロッジが多数存在する。

しかし存在はするのだが、そういったところはそうそうに予約が埋まってしまう。少し離れたところに宿を取れば飲酒運転をするわけにはいかないので必然的にシャトルバスのお世話になることとなる。

シャトルバスは相当の本数がピストン運行を行っており輸送能力はあるのだけれど、いかんせん利用する人数がかなり多いので行きはともかく帰りの運行ではかなり待たされることとなる。

一度、最終日の一日だけ参戦したときに、湯沢駅へ向かうシャトルバスを利用することにした。これが2時間近くも延々と順番待ちすることとなり、一日歩き回った上のこの所業にかなりの切なさを感じたものである。

そういった経緯もあり、昨年からものは試しとキャンプサイトを利用することにした。フェス中に三日間キャンプ暮らしとなると
「そんなので疲れがとれるんかいな」
「汗だらけ泥まみれですけど、ふ、風呂は…?」
というような各種不安が出てくるところ、それらを吹き飛ばすくらいの快適さを体現。今年もまた迷うことなくキャンプを選択したのだった。

今年はキャンプのもう一つのメリットを見つけた。それは荷物を最小限にしてフェスを楽しめるということである。

日帰りであれどこかに宿泊するのであれ、ステージを一日見て回るのであれば雨具や折りたたみ椅子の他、タオルや着替え、夜間用の上着などそれなりの荷物を抱え込むこととなる。それがキャンプの場合だと、グリーンステージから歩いて15分のところにねぐらがあるためそこに必要なものはしまっておける。上着や着替えが必要なら取りに戻ればいいのである。

極端な話、貴重品さえ手にしていけば後は手ぶらでふらふらと見に行ってもいいくらいの距離感覚である。ヘブンまで見に行くとすれば、一日で歩く距離は相当なものとなろう。リュックを背負うにせよ、担ぐ荷物の重量は軽いにこしたことはないのだ。

もちろん会場からすぐ近くの苗場プリンスホテルに泊まることができれば、距離的に問題なく快適さも段違い。

しかし抽選の厳しさや宿泊代のことを考えるとキャンプが現実的のように感じる。まだ試していなくて躊躇している人は、来年試してみてはいかがだろう。フジロックの過酷さが少し緩和されると思う。