映画実写版「進撃の巨人」を観てきた

昨日、我慢できなくなって映画版「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」を見てきた。我慢はよくない。8月1日の公開からしばらく、周りからは良い評判しか入ってこない。日本のアクション映画でそんなに高評価の作品などこれまでにあっただろうか。そう思うと、「自分の目で確かめねば」とレイトショーへ足を運んだのだった。

ちなみに「進撃の巨人」に関して、それほど熱心なファンというわけではない。原作を読むのは10巻ぐらいで挫折している。完結したらまとめて読もうと思っている軽薄な読者という位置づけである。

月曜の夜の部の上映ということもあり、客席は自分を含めて10席も埋まっていない、なかなか殺風景な状況だった。それで見終わった感想はというと、素直におもしろかった。全編CG全開なのだけど、それでも「すごいなー。こんなの作れるんだなー」と驚いた。

これは2部構成となっていて、終劇間際に完結編の予告が入る。そこまでを含めて第一部の作品となっており、流れもよくて最後まで飽きずに見ることができた。アニメやゲームなどメディアミックスされている作品なので、それらとトーンを合わせるよう苦慮しているのが見て取れる。よく言えば原作の印象を損ねていないし、悪く言えば実写なのに何だかアニメを見ているような気分にもなってくる。

世界観を表現するためかもしくは制作上の都合か、昼間は土ぼこりをしているようなざらざらとした雰囲気で、後は夕暮れと夜更けと夜明けのシーンのみ。ワイドな画面でクリアに見られるシーンというのは序盤の草原の部分しかなくて、ミドルやアップのカットも多く、ちょっと窮屈というか閉塞感のある息苦しい心理状態にはなった。

それが見ていてちょっとしんどかったなーと思ったが、よく考えれば設定自体が囲まれた壁の中で暮らしているというものだった。だとすればこういった心理状態にさせること自体が正解なのである。

ストーリー自体には厚みを持たせていない。巨人の造形・挙動、物々しい雰囲気、セリフ回しで観客を引っ張る感じ。個人的には壁を最後の爆薬で破壊して塞ぐという命がけの作戦をもっと詳細に説明して、ミッション遂行のストーリーの部分でもハラハラさせて欲しかった気もする。

まあ作るのに比べて批判するのはあまりにも簡単なことなので、良くなかったと思った部分はほどほどに。巨人が人間をひょいとつまみ上げて、「あーん」と捕食する映像はなかなかのもの。

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