普段読んでいるブログの紹介

ここ4、5年で新聞や雑誌を手に取る頻度が減ったかわりに、スマホを手にしている時間が増えた。スマホを手にして何をやっているかといえば、Twitterをみたりニュースを読んだりというのもあるのだけど、誰かが書いたブログ記事を見ているのも多い気がする。

ブログというのはわかりやすく言えばコラムのようなもので、その人がある物事についてどのように考え感じたのかを文章にして公開しているという種類のものである。なので必然的に有名芸能人などが書くものより、一般の人のもののほうがおもしろい文章となる。

有名人の場合、どうしても炎上を避けてマイルドな書き方になる。もしくは宣伝ばかりとか。そういうものを読むのに時間を投資するのはもったいないので、普段読んでいるブログは思っていることを歯に衣着せぬ物言いで文章にしているものが自然と多くなる。

更新されるたびに読んでいるブログは15〜20個ほどしかないのだけど、その中で一つ、4年前から読んでいるもので野球に関するブログがある。「野球の記録で話したい」というブログである。

なぜ4年前にこのブログを見つけたのかというと、そのころに当時巨人の球団代表だった清武英利が突然会見を開き、渡邉恒雄会長の言動について告発を行なうといういわゆる「清武の乱」というのが起こった。このことに興味を持って色々ネット上で記事を探していた時に、このブログの存在に当たったのだった。

正直言うと野球そのものにはほとんど興味がなくて、今、セパともに首位にいる球団がどこなのかも知らない。去年の日本一のチームも覚えていない。テレビで野球を見ることもまったくない。それなのに、このブログはおもしろく思ってずっと読んでいる。

最近ではこの記事がおもしろかった。

黒田博樹は、絶妙な使われ方をしている|2015NPB

今年、メジャーリーグから広島に復帰した黒田投手の、今期の成績について書かれている。メジャーでの成績と広島復帰後の成績、広島の先発投手陣の成績などを出して、比較しながら現状での起用のされかたを俯瞰して分析している。

現状の19試合登板8勝6敗という事実だけを見れば、「そこそこがんばってるなー」という感想しか持たないが色々な数字から多角的に見てみると、球団の起用法や黒田という投手の性質が浮き彫りになってくる。

こういったように記録を元にして選手や球団の評価を公平に行っている部分がとても興味深い。またこの方はイチローに対して思い入れがあるようで感傷的な文章を書いたりもするのだが、記録を持ちだした時にはかなり冷静な分析をする。

イチローはそろそろ限界か…MLB日本人選手の8月|2015MLB

「限界」というネガティブなワードを用い客観的な分析をしつつ、文章からは「残念さ」「もっとやってほしい」といった色々な感情がにじみ出ている。好きなことや興味のあることを真正面から文章にしているブログはおもしろいなと思う。良い文章を書いているブログにもっと巡り会いたい。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。