金沢カレーの味の違い

2015-09-06 8:57

金沢カレーという言葉ができたのはいつごろなのだろうか。

ウィキペディアによると金沢カレー特有の特徴を持ったカレーは1980年代からあるようだが、その名称が使われ始めた年月は定かではないようだ。2006年頃から誰ともなしに言い始めたようである。

その特徴というのは、ドロっとしたルーでキャベツの千切りが付け合せに盛られ、銀のオーバル型食器にフォークで食べる。カツが載る際にはソースが掛けられるといったものである。

小松市の駅の近くに「カレーの市民アルバ」というカレー屋があって、まさにこのまんまの形状のカレーが出てきてよく高校時代に通っていた。

「アルバ」のカレーを初めて食べた時は衝撃だった。とても美味しくて、しかもそれまでに食べたことがないコクのある独特な風味のカレーだった。(マスターもおもしろい人だった)すぐに好きになって学校の帰りによく食べに行っていた。

その後10数年の時が流れ、金沢に来てから似たような感じのカレーが色々なところで出されていると知り驚いたものである。

「アルバ」の他にも、全国展開している「ゴーゴーカレー」。ルーツの一つと呼ばれる「キッチン・ユキ」や「カレーのチャンピオン」、店舗を増やしている「ゴールドカレー」など人気店はたくさんある。

その中でも良く行くのは「カレーのチャンピオン」、通称「チャンカレ」である。

それは単純に家から歩いてすぐ近くにお店があるからなのだが、この間、「ゴーゴーカレー」をすごく久しぶりに食べた時に両店の味の違いにけっこう驚くこととなった。

金沢カレーと十把一絡げにすることなかれ、食べ比べてみれば容器やキャベツなどビジュアルは似ているけれども味が明確に違うのだ。

どちらもドロッとしたルーなのだけれど、「チャンカレ」に比べて「ゴーゴー」のほうがよりコクがあり、甘みが強い。その時はカツカレーを頼んだのであるが、カツの衣も「ゴーゴー」はきめ細かく、衣自体の風味が強い。

さらりと食べられるのが「チャンカレ」で、どっしりとした存在感を味わえるのが「ゴーゴー」といったところだろうか。

味に違いがあるから色んな「金沢カレー」の店があり、それぞれが共存するのだな。そんなことを考えてフォークを置いた次第である。

金沢カレーの違いをわかりはじめてこそ、金沢人と言えるのではなかろうか。そんな明らかに間違った思いを胸に、次はまた別の金沢カレーの店に行ってみようと思っている。


Category:生活

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