電話を掛けなくなった

2015-09-09 7:19

毎日スマホを持ち歩いている。スマホというのはスマートフォンの略で要するに電話なわけだけど、持ち歩いていながら元来の機能である通話をほとんど使わなくなった。

 

基本的にこちらから誰かに掛けるのは、

 

・よほど重要で緊急を要するもの
・かなり複雑でニュアンスを伝えるのが文字では難しいもの

 

の2つくらいに限られていて、通常はメールやLINEといった文字による伝達で済ましている。午前中の作業をしているときには電話を離れた場所に置いているし、常にマナーモードにしているから着信に気づかないこともしばしばである。そんな感じなので自分に電話で連絡を取ってくる人は少なくなった。申し訳なく思いつつも、そういう状況になってきて助かるなーとも思っている。

 

電話というのは本当に厄介なものである。掛ける方にしてみれば、相手がどういう状況にいるのかわからずにコンタクトを取るわけで、そこに悪気や悪意といったものはまったくないはずだ。それでも掛けられた方は、何をしているとしても急に割り込んでくる電話に対応しなくてはならなくなる。

 

それは、車を運転している最中かもしれない。重要な商談の最中かもしれない。ひと月ぶりにとれたオフで家族とくつろいでいるかもしれない。もしこれから電話を掛けようとする相手がそういった状況に置かれているとすれば、電話をかける人は差し控えるか、メールで済まそうとするだろう。でもそんなことは掛ける前に分かるはずもなく、ちょっとした確認事項でついコールボタンを押す。

 

掛かってきた方にしてみれば、コール音だけではその用件の重要度がわからない。かなり忙しくしていても内容が気になってしまう。何か重要で緊急なことが発生したのか?と考え、電話を取る。しかし電話の用件というのは、メールで済ませられる内容が多いものである。つまり電話は自分にとって、「緊急であるが重要でないこと」の代表的なものと言える。

 

作業で集中している最中であれば、電話をとった瞬間にその集中力は途切れてしまうだろう。再び元の状態に戻すのにはそれなりの時間がかかる。その戻すまでの時間は純粋にロスであり、電話の受け答えのために生産性を落とす結果となる。

 

おそらく今の20代の人たちにとっては、コミュニケーションの主たるものはショートメッセでの伝達だろう。20年後か30年後、その人たちが仕事の中枢を担うころになれば、電話の着信による集中力の低下という現象は大幅に少なくなるのではないか。今よりもっと生産性の高い世の中になると予想している。

 


Category:未分類

tags:



«
»