新しいiPhoneを見て思うこと

9/11の午前2時ごろから新しいiPhoneの発表があった。さすがに発表となるスペシャルイベントをライブ中継で見ていたわけではなくて、朝起きてからネット上のニュースやTwitterをざっと見てその情報を得た。

iPhoneは2年毎にフルモデルチェンジをしていて、その間の年には外観はほぼそのままにスペックの向上となるマイナーチェンジを発表する。今回は周期的にマイナーチェンジに当たる年で、予想通りCPUやカメラのピクセルが向上したiPhone6sとiPhone6splusが登場することとなった。

今回のiPhoneにおいて一番の変化といえば、タッチの強度(圧力)を感知する「3D Touch」の登場だろう。今春に発売したMacBookのトラックパッドに初めてその仕様が登場し、次のiPhoneにもその機能が織り込まれるだろうと言われていた。

操作デモを見る限りでは、ショートカットが実現し目的の行動をより素早くできたり、開かずともポップアップで内容を確かめたりできるようになるみたいだ。
日本経済新聞のこの記事などを読んでみると、使い心地もすごく良さそうである。

ディスプレイをギュッと押し込む感覚はやってみないと今ひとつ想像できないが、ブルっと本体自体が震える物理的なリアクションがあるようだ。

見た目には前回モデルとなんら変わりなく、CPUや画素数の向上もここまで発達してくれば現状のもので十分という気がしている。でも「3D Touch」のような新しい機能があるのであれば、購入を検討してみようかと思った。

今回のAppleの発表については、Twitterなんかでもっと色々な感想や記事が出てくるかと思ったけど、意外なほどにすぐにその勢いは収まってしまった。Appleの株価も発表の翌日に値下がりしてしまったほど。

大きなサイズでよりPCライクとなったiPad Proの登場など新しくリリースされた商品もあったが、それらに消費者も投資家も大きなイノベーションを感じなかったようだ。

自分が思うに、Appleのこういったイベントのピークは、ジョブズがなくなる寸前の2011年10月5日に行なわれたiPhone4sの時だったように思う。その時の目玉も今回同様、前機種のマイナーチェンジとなるiPhone4sで、後はSiriとiCloud、iOS5、iPodのモデルチェンジと言ったところ。商品自体のインパクトは今回の方が断然あるように思うけれど、この時は翌日もその翌日も、ともかくiPhoneの話題をいつまでも目にしたように記憶している。

これも消費者の目が慣れてきたことが原因なのかなと思う。ディスプレイをタッチして操作する携帯端末というコンセプト自体が、もはや当たり前のものになりすぎている。画面が大きくなったりタッチの仕方が変わったりするくらいでは、世間は驚かなくなってしまったのだ。

この現象は生活全般が数年で様変わりしたということだから、単純にすごいことだと思いつつも、作り手のAppleにとってみれば中々キツイ状況を自ら作ってしまったなと感じる。

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