仕事に行き詰った時には

2015-10-30 9:48

ブログを定期的に書き始めてからかれこれ1年近く経つが、もちろん毎回毎回、するすると簡単に書けるというわけではない。基本的に書くことがある場合は(当たり前のことだが)速く書けるし、書くことがない場合は時間が掛かってしまう。中でもガジェットのレビュー記事に関しては、伝えたい事が自分の中で明確になっているのですごく速く書き終えることができる。

 

対して、「ぼやんとした曖昧な感じなんだけどなんとなく書きたいことがある」みたいなときは、時間が掛かるだけでなくて、キーボードを叩く手がある地点からピタッと止まってそれ以上進まなくなったりする。経験したことのある人はおわかりだと思うが、文章がそれ以上に進まないというのは結構なストレスである。自分が好きで始めていることにストレスなど掛けたくないので、そういう状態になった時にはすぐに書くのをやめて、別の話題を改めて探ってみるか、もしくはその日に書くのをやめてしまう。

 

それで途中まで書いたものは捨てたりしないで下書きとして保存しておくのだけど、数日後に読み返してみると行き詰った先をすらすらと書けたりする。これはもう何回も自分の中で経験していて、毎回不思議に思うことである。一行も進まないなー、という状態からしばらく放置してみると、どうしてその先をたやすく見つけることができるのだろうと。

 

これって文章だけでなく、デザインについても、動画の編集についても同じことが言える。考えるに、何かモノを生み出している最中というのは、一点に向けて意識の全てを集中している状態である。なので一度「こうだ」と決めてしまったら、そこから抜けだして(言わば顔を上げて)別の見方をするというのがなかなか困難なのだと思う。

 

それが一旦、手を離して放置してみると、集中状態から開放されるので顔を上げる余裕が出てくる。一つの方向でどうにもならなかったものが、別の視点から見ればたやすく進められることに気づく。

 

こう考えると、モノを生み出すときにはやはり時間的な余裕というのが必要なのだと思う。作業時間の他に「一旦手を離して放置しておくための時間」というのを、見積もり時間の中に組み込んでおくべきなのだ。

 

まったく時間がない状況においては「火事場のクソ力」的な別の力が発生して乗り越えていける。しかしクオリティを確保するためには、別の視点を得られるよう、なるべくは余裕を持って制作を進めていけたらと思う。

 


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