iPad Proを使うのはどんな人か

昨日の11月11日(ポッキーの日)にiPad Proが販売開始となった。

iPad Proとはすごく乱暴な書き方をすればiPadのデカイ版である。

元々iPadという9.7インチディスプレイの革新的な商品があり、そこからサイズの小さいiPad mini、薄くなったiPad Airが誕生。

そしてさらに派生する形でよりサイズの大きい12.9インチのiPad Proが出ることになった、というのがこれまでの経緯である。

そう書くと今回もただサイズ違いが出ただけかと思えるが、今回のiPad Proに関して言えばいくつかのイノベーションが生まれている。

一つは(これはソフトウェアの問題になるのだけど)、画面を二分割にできるSplit Viewという機能が登場したこと。これにより画面の半分でウェブを見ながらもう半分でメールソフトを開くなどマルチタスクがより便利に行えるようになった。

またハード面では、ディスプレイを保護する純正のカバーがそのままキーボードとしても使えたり、Apple Pencilと呼ばれる純正のスタイラスペンも登場。よりビジネスライクに使い勝手が向上している。

二分割ディスプレイにしろスタイラスペンにしろ、ビジネスマンを狙った機能であることには間違いない。

一般的な消費者への販売は頭打ちになってきたので、販売路線をよりビジネスの方へ強めたということだろう。WindowsのSurfaceが好評なのも大きく影響していそうである。

すでにウェブ上の幾つかの媒体からレビュー記事が出ているので読んでみた。

それでこのiPad Proはどういうニーズに一番リーチするかと考えてみたのだけど、それはWindowsのSurfaceと同じく、simカードからLTE回線をつかむことで屋外にてすぐネット接続したい人が適しているように思う。

ノートパソコンであれば、開いた後にPocket WiFiやスマホからのテザリングなど、ネット接続するための手間が生じる。ビジネスマンであれば誰しもが経験していると思われるが、これは時間的に結構なロスである。

その時間がもったいないがために小さい画面のiPhoneでメール送信なども済ませる人が多いのではなかろうか。それがiPad Proのセルラーモデルであれば、スリープから復帰した途端にネットには接続している。

接続への手間を考えることなく、カバーのキーボードからメールを打ったりpdfにスタイラスペンで修正を加えて送信したりできる。

こういった一連の動作を想像するだけで時間短縮できるしかなり便利そうだなーという気はしてくる。

そう考えると、一番恩恵を受ける層というのは、屋外にいても届いてくる資料やメールをチェックし次々と指示を加える必要のあるマネージャークラスの人になりそうである。

価格も、128GBのWi-Fi Cellularが¥128,800 (税別)。これにSmart Keyboard ¥19,800 (税別)とApple Pencil¥11,800 (税別)をセットで買えば、なんと税込で¥173,232もすることとなる。

とてもじゃないが、「リビングとかカフェでちょっと動画やネットをしたいから」といった感じで気軽には買えない代物だ。

それでも大きくキレイな画面でタッチディスプレイをするのはきっと感動的な体験のように思う。量販店などで実物が置かれていたら、ぜひ触ってみたい。

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