書店へ行くと、仕事上のストレスが軽減する

本をたくさん読むのだけどその理由のひとつに、「ストレスを持たずに生きるにはどうしたらいいか」、これを知りたいということがあることに気づいた。「ストレスを感じずに生きる」これは仕事をしている人であれば多少なりとも誰もが望むことではないだろうか。要するに「死ぬまでの限られた時間」のなかでは、嫌なことを経験せずに願わくばそれをゼロにして過ごしていきたいのである。

これを実現する方法の一つとして、そもそもストレスを感じるような場所に行ったり、ストレスを与えてくる人に会ったりしないというのがある。例えば満員電車というのはどう考えてもストレスを感じるのだから、ラッシュ時を避けて始発の電車に乗るようにする。こうすれば満員電車から与えられるストレスは物理的に回避できる。

愚痴や悪口ばかり言う人も一緒にいるとストレスとなる。また何事も命令口調で言ってきたり偉そうな態度をする人というのも嫌なものである。こういったそもそもストレスを与えるような人とは、意識的に距離を置いておけばストレスを感じることがなくなる。距離を置くというか、もうまったく会わなくなってしまえばいいのだ。火のないところに煙は立たないの言葉通り、元凶がなくなればストレスなど起こりようがない。

これらは自分の行動によってコントロールできることなので、言うなれば実現するのは簡単なことである。問題なのは、自分がコントロールできないことによってストレスが発生してしまう場合である。例えばストレスになる人と会わなければいいと言っても、仕事であればどうあってもそれを回避できない人というのが出てくるだろう。単純な話、日々顔を突き合わせる上司がストレスの種であれば悲劇である。

得意先に嫌な人がいたとしても、「あの人は自分のストレスの元凶なので、会わないことにします」などといった考えが企業で通用するわけがない。通用したとしてもそういう自分勝手な人は組織内では歓迎されないので、閑職に回されてしまう可能性が出てしまう。それは誰もが嫌なことだろうから、やはり仕事上で「嫌な人と会わない」というのは現実的な考えとは言えない。

こういった理由から、書店のビジネス書関連の棚の一部には、「人間関係の対処法」に関してのテクニック的な本が多数並ぶことになる。誰しも仕事上のストレスのやり場に困っているのである。

とここまで書きながら、「実は、ストレスを回避するとっておきの方法がある」といった華麗なオチには残念ながらならない。自分もストレスを感じる出来事があるたびに、それをいつまでもうまく消化できずに精神的に不健康になったりする。しかしそう思っている時に書店で「快適な仕事術」みたいなタイトルの本が並んでいるのを見ると、「あーみんな同じなんだよな」と安心できる部分がある。ということで仕事上の人間関係で悩んだ時には、ひとまず書店へ行くことをおすすめします。