「モヤモヤさまぁ~ず」はどこがおもしろいのか

モヤモヤさまぁ~ずが好きで、ナスネのハードディスクに溜まった録画をどんどんと消化している。モヤモヤさまぁ~ずを見ていて、どうしてこの番組はこんなにおもしろいのだろうと考えた。

やっていることはただ、さま~ずの2人と狩野アナが町をぶらぶらして、気になったお店に立ち寄っておしゃべりをするという他愛もないことである。この番組だけでなく、タレントが散策して町を紹介するというのは使い古された手法である。

それで見ているうちに思ったのが、さま~ずの2人というのはどちらも本質がツッコミだということである。町で変なものやおもしろいことを発見すると、ともかく2人が「ほぼ同時に」ツッコミを入れる。この「ほぼ同時に」という部分がミソだと思う。

さま~ずの三村と大竹がおもしろいと思うことは似ているようで、おかしい部分を指摘する(ツッコミを入れる)時は2人が同じことを言い方を変えて畳み掛けて行う。同時に畳み掛けるので、「それは確かに変だ」と見ている人も納得する。これが視聴者にとっては「街中の変な部分のわかりやすい解説」になっておもしろく感じるのだと思う。

しかもさま~ずは、「何かおもしろいものを発見してやろう」というようなギラギラしたものは一切なく、どちらかと言うと本当にただ散歩しているところをカメラで撮っているかのように自然体である。そんな緩い雰囲気とおもしろいものを見つけた時に急にテンションが上がる緩急も、惹きつけられる要因なのかと思った。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。