台湾一人旅 1-1 出発前の不安感

2015-12-20 9:13

12月15日の夜から18日に掛けて、一人で台湾へ行ってきました。これからしばらく、旅行記を書いていこうと思います。

前回、海外へ一人旅したのは、2015年2月初旬だった。日本から一歩も出ずに年を重ねていくことに危機感を持ち始め、年に2回は海外を見て回ろうと思い立ってのことだった。

それが「年内もう1回の海外」をいつまでも果たすことができずに、ずるずると年末まで来てしまっていた。

一度自分で決めたことを簡単に反故にしてしまうと、もう来年からも腰を上げることができなくなる。そう感じて、無理矢理にでも予定を空けて海外へと行くことにした。

幸いに仕事の山場は11月がピークだったようで、12月に入ってからは時間的に融通の利くものが増えてきた。

なので出発した15日の前週になってようやくスカイスキャナーを眺めながらLCC(Low Cost Carrier)を使って手頃なところへ行けないかと目的地を探し、結局、日本から2時間ほどで行ける台湾を選択することにした。

しかしいざ出発の朝になってみれば、ものすごく腰が重くなってしまった。

一人で海外の色々な国へ行く。それは自分で「そうしたい」と決めたことであるのだけど、出発直前になってくると「億劫さ」がどんどん体にこみ上げてくる。

「日本にいれば言葉は通じるし、どこのお店も清潔で食べ物も美味しい。一人で海外へ行けば自分ですべて決めないといけないし、英語で意思表示をしなくちゃならない。どうしてそんな面倒な環境へ行く必要があるのか。なにもわざわざ海外まで行かなくてもいいような気がしてきた…」

それでも関西国際空港までのJRチケットも、往復の飛行機も、現地でのホテルもすべてとってしまっている。それらをキャンセルして行かない選択をとるというのはありえない。

自分にまとわりついてくる不安感を何とか振り払って、関西国際空港まで行くべく、金沢駅まで車で走らせた。

不思議なもので、完全にセーフティーで安心感のある自宅から一歩外へ出てしまえば、そういった自分自身の足を引っ張るネガティブな感情はどこかへと消えてしまう。

徐々に新しい国を訪れることへのワクワク感が体の中から湧き出してくる。

JRおでかけネットで買っておいたチケットを券売機で受け取り、一路関空へ。関空のターミナル2で搭乗手続きを済ませた後、ラウンジでしばらく待ってから誘導に従って機内へ入った。

日本へ遊びに来ていた外国人たちの中国語が飛び交っている中、一人でシートに身を沈める。日本を発ち国境をまたぎ台湾へ着いた瞬間には、自分が外国人になるのである。

台湾桃園国際空港に着くまでの間は、ノイズキャンセリング・イヤホンを耳に付けて、Kindleで本のページを繰ることにした。

出発直前にぐずぐずとマイナスなことを考えていた自分とは別人のよう。「これから何が自分の身に起こるんだろう?」もはや気持ちは、完全に旅のモードへと切り替わっていた。(続く)


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