台湾一人旅 1-6 屋台で麺を堪能

台湾の旅行記の6回目です。

外に出たはいいが、ほとんどのお店のシャッターはすでに下りていて、営業しているところといえばコンビニエンスストアかファーストフードぐらいしかない。都会といえども日本と同じくどの店も昼間が営業の中心となるので、夜の9時ともなれば明日に備えて閉めてしまうのである。

かといってマクドナルドやケンタッキーといったファーストフードへ行くのはいかがなものか。海外での貴重な一食をナショナルチェーンで済ますのはいかにももったいない。

そう思いながら夜の台北をぐるぐると歩き回っていると、路地へ入ったところに一軒の屋台を発見した。屋台の周りには簡単な椅子やテーブルがいくつか置いてあって、カップルや会社帰りらしいサラリーマンが食事をしていた。

台湾でやりたかったことのひとつに、「屋台メシを食べる」ということがある。着いた早々にその思いが叶いそうだと、ここで食事をすることにした。

屋台の中にはでかい鍋で麺を茹でているお姉さんがいて、その前に10種類くらいのメニューが大きな字で書かれている。もちろん表記は中国語である。

何が書いてあるのかさっぱりわからないが、取りあえず一番左に書いてあるのがおすすめだろうと推測して“This one,please”とオーダーしてみる。

お姉さんは、“OK”と言った後にテーブルを見渡して、「あそこが空いているから座ったら?」といった感じで隅の二人がけテーブルを指差した。うなずいて腰掛けること3分。電光石火の速さで台湾初となる食事が目の前に運ばれてきた。

白濁したスープに黄色い中細麺がたっぷり。チンゲンサイみたいな緑の菜っ葉が入り、小エビが振りかけてある。ひとくち食べてみる。非常に薄味&麺にコシがなく頼りない感じなのだが、おいしい。体に優しそうでツルツル胃袋に入りそうである。

食べている間にも訪れる客が何度も入れ替わった。この辺で働いている人にとって、ちょっと小腹を満たす便利な店なのかもしれない。会計は30TWD。日本円で約110円。非常にリーズナブルだ。

麺を食べて空腹感が満たされた後はホテル前にあるセブン-イレブンに立ち寄り、ポカリスエットの500mlペットボトルを買った。そういえば香港へ行った時にもポカリスエットばかり飲んでいた。

ホテルの部屋に戻り服を脱いだ後、すぐにベットへと潜り込んだ。明日どこに行こうか。まったく決めていないが起きてから考えることにしよう。そう思う間に深い眠りについていた。(一日目終わり)