台湾一人旅 2-3 中正紀念堂

2015-12-28 11:05

台湾の旅行記の9回目です。

 

見上げるほどに大きな門。それが中正紀念堂に到着してすぐの印象である。門の前には鳩がたくさんいて、観光客らしい一団がガイドからなにやら説明を受けている。

 

 

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門をくぐった遥か遠くに白い様相の見るからに立派な建物がそびえている。どうやらそれが中正紀念堂のメインエリアのようである。

 

 

門からその建物までは広場のようになっており、たどり着くためにはまたもやひたすらに歩く必要がある。平日の朝型だけど広場には観光客の姿ばかりが目につき、自撮り棒(セルフィー)片手に自分たちの姿をフィルターに収めている。

 

どうでもいい話だけど、海外では年齢や性別を問わずこの自撮り棒は活躍しているようである。日本だと若い人だけが使っている印象があるが、台湾では観光地のいたるところで年配の方々もセルフィーを利用して自分たちを撮っていた。こういう、年に関係なく便利なものはどんどん使うみたいな精神は素晴らしいと感心する。

 

すでに足は棒のようになっていたが、ゆっくりと近づきなんとか中正紀念堂の真下にまで到着する。さすが3大観光地のひとつだけあり、周りは観光客でいっぱいである。

 

日本語もそこら中から聞こえてくる。台湾は日本から2時間で着けるし、日本と似た部分があって親しみ深い。台湾にとっても、観光客のメインとする国のひとつは日本となるのだろう。

 

疲れてはいたがここまで来たら中に入らなくては話にならない。中へと続く長く急な上り階段を上がっていくと、内部へと通ずる大きな入り口がありそこにはさらなる人だかりができていた。ちょうど儀仗兵の交代の儀式が行われていて、それを観光客の人たちがカメラに収めているようだ。

 

この交代式は中正紀念堂の見どころの一つらしく、その場でスマホにて調べてみると交代式の時間帯などが色々なサイトで紹介されていた。

 

交代式が終わると、立ち入り禁止のロープが外されて奥の中央に鎮座している銅像へと近づくことができる。

 

この銅像こそ蒋介石の姿を表したものである。中正紀念堂とは蒋介石の功績を称えるために作られた建物なのだ。

 

 

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ここに来る人は、大きな門をくぐり大きな広場を通り、長い階段を上った先に優しい笑みを浮かべる蒋介石の姿を見ることとなる。その演出を体験するだけで、蒋介石という人物のこの地での存在感を肌に感じることができる。

 

しばらく銅像を眺めた後は、建物内部の階段を使って下へと降りていった。蒋介石が着ていた衣服や写真の展示コーナーを過ぎさらに下へ降りて行くと、企画展が催されていた。

 

「抗日戦争特別展」と題されており、巨大なマップには日本軍が侵攻し戦いが起こった地区が説明書きとともに紹介されている。その他にも抗日戦争時に活躍したのであろう人物の写真や年表が置かれている。

 

 

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中国語と英語なので何となくしかわからないが、写真や地図を見るだけで十分である。中正紀念堂という、この国の歴史的人物を祀る建物の中において、我々は日本軍に抵抗し戦ったのだという事実を訪れる人たちに伝えているのである。

 

台湾は親日だと言われている。東日本大震災の時にはどの国よりも多く義援金を送ってくれた隣国である。しかしその国を、かつて日本は植民地として支配していたのだ。そのことを改めて思いながら、中国語や日本語の行き交う建物の中で、展示の一つひとつを見て回った。(続く)

 


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