台湾一人旅 3-12 台湾の交通事情

2016-01-24 8:57

台湾旅行記の33回目です。

 

九份行きのバスは台北の街を離れて、広い幹線道路を走り始めた。その後、またもや街中の2車線ほどの狭い道路を通り、ゆるやかな上り坂を上っていく。

 

台湾のバスへの乗車はこれが初めての体験となるわけだが、何よりもその運転の荒っぽさに驚いてしまった。

 

急発進、急ブレーキは当たり前である。というより運転手は絶えずトップスピードを出して走りたいらしく、少しでも直線道路になれば思いっきりアクセルを踏む。

 

しかし当然のことながら街中を走れば、路上駐車がいたり原付バイクが目の前を通ったりして減速せざるを得なくなる。

 

そうするとバスはまたもや思いっきりブレーキを踏み込んで車体は急激にスピードを落とす。そして安全な状況になればまたアクセルを勢いよく踏む。この一連の動作が目的地につくまでの間、ループすることとなる。

 

そういえば初日の夜に台湾桃園国際空港に着いた時にホテルまでタクシーを使って行ったのだが、そのときもこの運転と同じように相当荒っぽかったと記憶する。

 

台湾の国土面積は、36,189,505km2である。台湾を独立国家とみなせば、世界の国の中で134位となる。これは日本みたいな狭い国(37,796,173km2・世界第62位)よりもまだ小さい。そのような小ぢんまりとした地域であるのに、どうしてそんなに急ぎたいのであろうか。

 

さぞかし交通事故も多いのだろうとちょっと調べてみたら、2014年の台湾での交通死亡事故者数は1,819人というデータを見つけた。(外務省海外安全ホームページ)同じ年の日本はというと、4,113人が交通事故で亡くなっている。(全日本交通安全協会

 

なんだ日本の方が多いじゃないかと一見して思うが人口比率で比較してみると、日本の人口に対する交通死亡事故発生率が約0.0032%に対し、台湾は約0.0077%。

 

わかりやすく言えば、日本では10万人に約3人が亡くなっているのに対して、台湾では10万人に8人弱、日本と比較して倍以上が帰らぬ人となっているのである。

 

僕も3泊4日の短い滞在ながら、台湾の街中で一度バイクに引かれそうになった。完全に歩行者優先の歩道を歩いていたのに、路地へ右折するバイクが停車せずに突っ込んできたのである。

 

その時はバイクの存在に瞬時に気づいて大事にはいたらなかったのだが、歩行者が最優先される日本と同じような感覚でいたら危ないなーと肌に感じた。

 

台湾へ旅行される方は車やバイクの荒っぽい運転には十分気を付けていただければと思う。

 

そういうわけで、荒っぽい運転のバスは急発進・急停車を繰り返しながら小高い山を上り始めた。道路にはほのかに街灯が灯るだけで、辺りは真っ暗でどうなっているのかまるでわからない。

 

車体を傾けながらそのまましばらく走り続けると、道沿いには旅館や小売店などがポツポツと出現し始めた。

 

ついにバスは目的地である九份へと到着したのである。(続く)

 


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