台湾一人旅 4-1 またいつか

台湾旅行記の38回目です。

最終日の朝は6時半ごろに起きた。シャワーを浴びて身支度を整えた後、着替えやノートパソコン、洗面用具、KindleVoyageなどをバックパックに詰め込んでいく。

そのくらいしか荷物は持ってきていないので、準備はすぐに終わった。荷物を少なくしておくと身軽でいいことばかりである。この後に急に別の国へ行くことになったとしても、躊躇なくこのままバックパックひとつで移動できる。

エレベーターを使い1階へ降りると、ロビーには朝の担当をしている係員が男女で2人いた。

手前にいた女性スタッフの方へカードキーを返して、“Check Out,please.”と話しかける。“OK.”と返事をされた後に、クレジットカードにて精算を済ませた。

別れ際に2人から、「ありがとうございました」と日本語で挨拶をされた。台湾で何度も耳にした日本語である。僕もまた「ありがとう」とお礼を言ってホテルを後にした。

台北市内から台湾桃園国際空港へ向かうバスは、淡水線台北駅近くのバスターミナルから出発している。ホテルからは歩いて10分ほどの道のりである。

まだ午前7時過ぎの、車もバイクもまだまばらにしか通らない広い幹線道路沿いの歩道をカメラ片手に歩いた。

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バスターミナルの建物内へ入ると空港へバス移動する人が列をなしていた。チケットは車内ではなく前もって窓口で買えるらしい。窓口ならきちんとお釣りをもらえそうで安心である。

いくつかの窓口があったが、開いているのは一つだけであった。「空港までのチケットを一枚」と英語で言おうと目を合わせた瞬間に、窓口の女性係員から“125TWD”と告げられた。

空港へ向かうバスの列に並んでいる人の分だけ、すでに何枚モノチケットを販売したのだろう。そしておそらくその大部分は、英語を流暢に話せない自分と同じような日本人であったに違いない。こちらからたどたどしい英語で話しかける前に料金を告げられて合理的ではある。うむ。

余っている小銭を手のひらに並べて、125TWDちょうどを彼女へ渡した。引き換えにバスのチケットをもらう。これで後はバスに乗れば空港まで心配することなく到着することができる。

乗り込んだバスはゆっくりとロータリーを一周して、広い道路へと出た。その後に台湾の運転手ならではの荒っぽい運転でスピードを上げていく。

再び、この街に来ることはあるだろうか。次に来るとしたら、その時の未来の自分はどんな風に暮らしているだろうか。

たかだか3泊4日の短い滞在だけれど、一人で街を歩いたことで台北の街のことが好きになっている。またいつか来たいな、そう思える街が自分の中に増えたことが嬉しい。

またいつか来よう。(おしまい)