台湾一人旅 後日譚 未来の自分の視界

2016-01-31 8:20

台湾旅行記の日本に返ってきてからの後日譚です。

 

 

台湾から日本へ戻ってきたのが12月18日の金曜日だった。

 

家に着いたのは夜の7時ごろ。荷物を解いて着替えやノートパソコン、KindleVoyage、充電器など、細々としたものを自分の部屋の所定の位置に片付けた。

 

空になったバックパックもまた、いつも置いてあるクローゼットの奥へとしまった。早く次に使う機会が来ないかなと思いながら。

 

台湾出発前に「行きたくないな」と思って憂鬱になっていたのが嘘のようである。頭の中で色々と考えているだけでは不安な心に満たされてしまい一歩も動けなくなってしまう。

 

考えることも大事だが、それよりも行動することにその何倍もの価値がある。今回の旅行で改めてそう思った。

 

次はまたアジアの国に行きたいと思う。タイやベトナムやマレーシアが候補地である。スカイスキャナーで航空券を調べながら、いつごろに行けるか予定を立ててみたい。

 

明日は土曜日で、2015年最後となる婚礼の動画撮影の仕事が入っていた。県外への移動となるので朝はそれなりに早く起きる必要がある。

 

台湾旅行の余韻はある程度のところでやめておいて、明日のためにこの日は早めに自分のベッドへと入った。朝まで一度も起きなかった。

 

◇ ◇ ◇

 

年が明けてから、台湾のことをニュースで目にする機会が増えてきた。総統と副総統を選ぶ中華民国総統選挙が1月16日に行われるからである。

 

この記事を書いているのは1月31日現在なので、選挙の結果はすでにわかっている。

 

野党である民主進歩党の蔡英文が、与党・中国国民党の朱立倫にダブルスコアに近いほどの大差をつけて初当選を果たしたのだ。

 

蔡英文という初の女性総統誕生というばかりでなく、「台湾独立」の志向の強い民主進歩党が政権を取ったことで、中国との関係性がこれからどのように変化していくのか、日本はもちろん世界中からも注目されることとなった。

 

これらの一連のニュースを、僕は興味深く読んでいた。もちろん台湾にいって、住民の人と政治的な話などしたわけではない。

 

旅行記を読んでもらえばわかるが、コミュニケーションといえば飲食店へ入った際、注文と代金の支払い時に少しばかり言葉を交わしたくらいである。

 

それでも台湾の行方を大きく左右するこの総統選挙のことがすごく気になった。実際に蔡英文が当選したという発表を目にした時は、自分なりに色々な記事を探して台湾の今後がどうなるのか考えもした。

 

おそらく台湾へ行かなかったら、行ったとしてもツアー会社に付いて行くだけのパッケージされた旅行であったなら、台湾総統選挙のことに関心など持たなかったと思う。

 

自分で歴史や観光地を調べて、自らの足で歩きまわった土地だからこそ、その未来を決める選挙に対して興味を持たずにいられなかったのだ。

 

誤解しないで欲しいのだけど、何もその国の未来に興味を持つため海外へ出るべきだ、というような説教じみたことを言いたいわけではない。どんな理由でどこへ行こうと、それはその人自身の自由である、もちろん。

 

ただひとつ言えるのは、一人で一つの国を訪れる度、その分だけ世界は自分の中で小さくなっている。

 

今いる日本の金沢市という小さな地方都市と、訪れたことのある香港や台湾は確かに地球上でつながっている。そのことを理屈なく感じることかできる。

 

これからもっと多くの国を訪れれば、世界は自分の目にどう映っていくのだろう。そしてそれを見ている自分の心はどのように変化しているのだろう。まだ見ていない未来の自分の視界を考えると、とてもわくわくする。

 


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