筋力を鍛えると、考え方が前向きに変化する

「ポジティブ」という言葉を聞いてどのように感じるだろうか。

「前向きになる」「活発になる」「積極的になる」というような、プラスのイメージが頭のなかに湧いてくると思う。

実は言うと僕自身は、このポジティブという言葉が好きではなかった。自然体が一番だと思っているので、もともとがそれほど積極的でない性質の人間であったら、無理してポジティブになる必要はないと思うのである。

消極的で結構。内向的で結構である。

消極的な人というのは真面目で丁寧な仕事をする人が多いし、締め切りもきちんと守る。信用できる。消極的な人にはいい面がたくさんある。決して外向的でポジティブな人が優れていて、内向的でネガティブな人が劣っているというわけではないのだ。

とそんなことを思っていたのだが、こうして毎日のようにブログを書いたりジョギングをしたりしていると、いつの間にか自分の思考がポジティブになっているのを感じている。

何か困難なことが発生しても、それをどうやって攻略するかとワクワクしてしまったり、普段こなしている3倍ぐらいの量の仕事が一気に来たとしても、どんなふうに乗り越えようかとおもしろがってしまう。

こんなことはブログやジョギングを始めるまではなかったことだ。

以前はどちらかというと消極的な性質で、少しキャパを超えそうだなと感じたら、安全策を取って仕事をセーブしていたのである。

単純に仕事のスキルが上がりスピードアップしたというのもある。時間のない状況に追い込んで、作業の密度を濃くせざるを得ないというのもある。それでも行動しようという姿勢そのものが前屈みでポジティブになっているのを感じる。

ブログを書いたりジョギングをしたりというのは、どちらも筋力を鍛えることにつながる。

ブログを毎日書いていれば執筆スピードが速くなるし、ジョギングであれば基礎体力が上がってくる。そういう筋力トレーニングを日々続けることで自分に自信が生まれて、とにかくあらゆることを達成したい意欲が出てきているのだと思う。

ポジティブシンキングと称して、頭の中だけを前向きにしようとするよりも、走ったり文章を書いたりと毎日の習慣に筋力アップを取り入れれば、人間というのは自然とポジティブな性質へとなっていくのだ。

こういう自分自身の変化を見ていくのはとてもおもしろい。いいと思った習慣はどんどん取り入れて、どんどん新しい自分に変えていこう。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。