iPhoneのラインナップがどんどん増殖していく

少し古いニュースで恐縮なのだが、Appleが新しいiPhoneを3月18日に発表するのではないかと噂されている。

新しいiPhoneといってもiPhone6sに続く後継機(iPhone7)という意味ではなく、サイズの小さいiPhone5seと呼ばれる機種のことである。

最近はこうしたAppleに関しての事前情報がだいたい当たっているので、おそらく小さいサイズのものが出るのは間違いないのだろう。それが3月18日かどうかは、多少の誤差があるかもしれない。

確かiPhone4のホワイトモデルは同じような時期に発売したと思う。(調べてみたら2011年4月28日発売でした)なので通常モデルの亜流となるiPhone5seがそのくらいに発表されたとしても、それほど不思議ではない。

しかしiPhoneのラインナップというのは、ジョブズがいなくなってから一気に増えていくことになってしまった。

iPhone5ではカラーバリエーションが、ホワイト&シルバーとブラック&スレートの2種類だったのに、iPhone5sではそれにゴールドが加わる。さらに同時に、廉価版としてiPhone5cが発売。そのカラーバリエーションは5種類もあった。

iPhone5まではそれまでと同じ路線の1機種2色展開だったのに、その一年後(ジョブズがいなくなって2年後)には、2機種8色展開と一気に増幅。

さらに翌年のiPhone6では、iPhone6Plusが加わった。この時点でiPhone5cの販売は終了となったが、iPhone5sに加えて3機種9色展開に拡大した。

ジョブズがいなくなってたったの3年で、絞り込んだラインナップは一気に3倍以上へと膨れ上がったのである。

翌年の6s、6sPlusでは既存機種のリプレースのみで終わったが、冒頭の記事によれば新たに小さなサイズをリリースする予定という。

おそらくそれにともない5sの生産が終了するのだろうけど、過去に厳しい姿勢で販売機種を絞り込み、多くのファンを魅了した商品がどんどんダメになっていく。その様子を目の当たりにしているような気がする。

大きい画面サイズのニーズが高まったので大きいサイズのものを出し、小さいサイズのニーズに応えるため小さいサイズのものを出すというのだ。

プロダクトアウトで成功を収めた企業なのに、たった数年でマーケットインへと方向転換してしまった。

自分たちの強い哲学を持ったすばらしいメーカーが新たに登場すれば、ファンは一気にそちらへと流れていきそうである。