結局、朝食は食べるべきか抜くべきか

朝ごはんを食べなくなって丸二年が経った。それまではトースト一枚くらいは口に入れていたのだけど、朝を抜いたほうが身体の調子が良く仕事も進むので、食べないことが習慣になっていった。

しかし純粋に健康を考えた場合、朝ごはんを食べたほうがいいのか、それとも食べないほうがいいのか。これは結構、悩ましい問題である。

この内容で検索してみる人も多いらしく、「朝ごはん 食べる」などでキーワードを入力してみると、「朝ごはん 食べる 食べない 健康」とか「朝ごはん 食べる 食べない ダイエット」などの検索候補が出てくる。自分はこのことについて関心があるので、ネット上で朝ごはんについての記事を見つけると目を通すのだけど、本当にどちらがいいのかは半々くらいに分かれるのだ。

朝ごはんを食べたほうがいいという意見の代表的なものは、活動するためのエネルギーを一日のはじまりである朝に取り入れるべきというものである。寝ている間にも身体はエネルギーを消耗するし、昼食の時間まで何も口にしないでいると脳も活性化されないという。自分たちの親世代が朝ごはんの大切さを説いていたのは、この理由が主なものと思われる。

一方、朝ごはんを抜いた方がいいという意見の代表格は、胃腸を休ませるべきというものである。胃の中に何か食べものが残っていると、それを消化するため身体はパワーを使うことになる。朝ごはんを摂るタイミングというのは、まだ昨夜の食べ物が胃の中に残っている状態である。そこに新しい食べ物を入れてしまえば、胃腸を休める時間が一日うちでまったくないこととなってしまう。

いわば車で言うと駐車場に入れている時もエンジンを掛けっぱなしでいるようなもの。余分なエネルギーやパワーを使うし、車(身体)も傷みやすく(疲れやすく)なってしまうのだ。なので少なくとも朝は食べ物を胃に入れずにおいて、胃腸を休ませようというのがその一番の理由なのである。

自分は朝ごはんを抜いて2年が経っているわけだが、では、食べていた時と食べていない時ではどういう変化があったか。結論から言うと、食べなくなってからのほうがメリットを感じる。その理由は以下の通り。

1 時間に余裕が出る

単純に「朝食を作って食べる」という時間がなくなるので、朝の活動に余裕が生まれる。余裕があると精神的にもリラックスできる。朝を抜くと最初のうちは空腹感を感じてしまいそれがストレスになったが、3〜4日で身体が慣れてしまった。

2 集中力が増す

朝食を食べずに身支度を整えたら早速仕事に掛かるのだけど、食べない状態のほうが圧倒的に高い集中力を保てる。どちらにしろ朝は集中はできるのだが、何か口に入れた状態だと幾分、消化の方に神経が取られる気がする。活動するよりも消化のため休むよう身体から指令が来ているように感じるのだ。食べずに入ればそもそも消化するものが胃にないので、すべての神経を仕事へ向けられる。

3 疲れにくい体質になる

朝から昼までの間は消化が必要な物を口に入れないため、胃腸は活発に動かず休んでいる状態となっている。これも明らかに身体にとってはいい影響を与えていて、余分なエネルギーを取られない分、疲れにくい体質へなっていった。朝食を抜くとなぜかしら間食をしなくなって、食事そのものを腹8分に抑えるようになっている。

基本的に現代人は過食状態と言われている。昔は朝食を食べずに1日2食が主流だった。朝ごはんの習慣を作ったのは発明王のエジソンだと言われていて、自分が発明したトースターを売りたいがために、朝にトーストを食べようというキャンペーンを打ち出して、新しい習慣を作ったのだ。なので本来、人類の歴史は朝ごはんというのを食べずにいた期間の方が圧倒的に長いのである。

しかし食べたほうがいいのか、食べないほうがいいのか、これは個人の体質や年齢にもよるのでやはり結論としてはどちらとも言えない。自分にとっては食べずにいた方が身体の調子は上がっていく結果となった。

気になる人は一定期間を設けて両方を試してみるといいと思う。言わば朝食についてPDCAを回すわけだが、朝は一日のはじまりであり、高い集中力で仕事ができるとても大切な時間だ。色々と試してみる価値は十分にある。