代替可能な仕事と不可能な仕事

2016-03-22 7:00

以前、iPhoneアプリを削除して一画面内に収めたという記事を数回に分けて書いた。「これはいらない、あれで代用が効く」と思いながらどんどんアプリを削っていったのだけど、そうしながら思ったことがひとつある。

 

それは、結局残るアプリというのは代替の効かないものばかりということだ。

 

例えばブラウザのChromeアプリを入れていたが、これはプリインストールされているSafariで代用できるから削除した。メッセージ系のアプリをたくさん入れているが、多いと思えばGmail一つに絞ることも可能である。

 

そうして厳選しながら残すアプリを決めているうちに、これは何もアプリだけに限らず、世の中の職種や会社にも当てはまるようにも思えてきた。

 

例えば街中に数多く建っているコンビニエンスストア。コンビニはとても便利なものなので、形態は変わるかもしれないがなくなりはしないだろう。

 

でも競争によってブランドは淘汰が始まっている。

 

2001年にはサークルKとサンクスが合併してサークルKサンクスとなり、2011年にはAMPMがなくなった。さらに今年の1月には、ファミリーマートがサークルKサンクスを吸収合併することが発表された。

 

コンビニというサービス自体はこれからも残っていくだろうけど、乱立するコンビニのブランドに関してはそれぞれが代替可能なのである。

 

もう少し掘り下げてみると、コンビニで働いているアルバイトの人も代替が可能だ。新しい若い人がどんどん入ってくるし、海外から働きに来る人もいる。

 

さらに時代が進めば、コンビニの決済はすべてスマートフォンやスマートウォッチなどで自動化されて、ポスレジを打つアルバイト自体がいらなくなるかもしれない。

 

コンビニという業種は代替できないのでなくならないにしても、競合しているブランドは適者生存で削られていく。そしてコンビニのレジ打ちという職業も、オートメーション化が発達すればいらなくなるかもしれないのだ。

 

自分が学生のころは、職業自体がなくなるというのは想像しにくいことだった。でも自動化が加速していくであろうこれからの未来は、何がなくなり、何が残るのかはわからない。

 

極端なことを言えば、すべての決済はウェブでされるようになり、リアル店舗は倉庫としての利用だけになるかもしれない。ホログラムが発達すれば、部屋の中で旅行体験ができるようになって、自分の足で旅をするという習慣がなくなるかもしれない。

 

「大会社でも安泰でない」みたいな言葉が呪文のようにはびこっているけれど、その未来は本当にすぐそこまできている。

 

なので今、新卒などで就職を考えている人は、どのようにして未来へのリスク低減をすればいいか選択に苦労するように思う。

 

でもアプリを削除するときに考えるように、この職業はこの先、コンピューターが発達したとしても代替が不可能なのではないか、これは人間が持つ微妙なニュアンスが必要なのではないか、そんな観点で考えてみると少し未来への見通しが良くなるように思う。

 


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