次の旅へ

台湾へ一人で行ってから4ヶ月。そろそろまた一人旅したい気持ちが高まっている。

あの新しい国へ降り立った時の不安感とワクワク感が入り混じった複雑な感情は癖になる。日本の同じ場所で変わらない日々を過ごしていると、旅への思いが無性に募ってくる。次の旅行先を早々に決め6月ぐらいに行けたらと思っている。

海外を一人で旅して得られるものは多々ある。手垢のついた言葉で、「自分探し」というのがあるけれど、それは当たっているように思う。

海外で見たり触れたりしたものが自分を変えるのではない。異国の地で自分以外に頼れるものがいないという状況に置かれることが、自分のことをよく知る絶好の機会となるのだ。

心細い状況になったときには、自分という人間がどういう性質を持っているのか本当に手に取るようによくわかる。そして、できないことの多さに無力さを感じる。

ご飯を食べたいと思っても、どこの店に入るかが一つのハードルになる。中に入って注文すると期待はずれのものが出てきたりする。

どこかに行こうと地下鉄の駅に行けば、表示はすべて日本語以外の言葉。道に迷っても言葉の壁を感じて人に尋ねるというモチベーションが起きない。

そうやって不安な中でしばらくの間でも生活すると、新たに「謙虚さ」を得ることができる。一人きりで生きていくことはできないという事実に今更ながら気づくのだ。

日本で当たり前のように何も考えずに暮らしているけれど、言葉で自由にコミュニケーション取れることのなんと素晴らしいことか。友人や家族がすぐそばにいることのなんと心強いことか。

刺激が欲しいから旅に出るのではなくて、日常の当たり前の素晴らしさを知りたくて旅に出るという部分が少なからずある。帰る場所がなくては、それは旅とは言えないのだ。

今いる場所をしばらく離れるため、早く次の旅へ出たい。