部屋の中の「物」を減らす利点

自宅にて仕事をしているので、業務形態としてはSOHOという言葉を使うとわかりやすいかと思う。

基本的には週の予定の半分くらいは制作で埋まるため、下手すると家にこもったままで一歩も出ずに一日が終わることもある。

なので部屋の中の環境を整えることは、自分にとって相当に重要度の高い事柄である。

居心地のいい部屋としてポイントにしているのは、物がないこと、そして清潔なことの2つ。

ともかく僕の部屋には物がない。

ソファやデスクなど必要最低限の家具以外は置いていないし、寝室にはベッドと小さなベッドテーブルだけ設置している。目に入るところに雑誌や書籍、資料などは置いていない。

本は毎月かなりの量を買うが、読み終わったものはまとめて自炊業者へ送り、pdfにして保管している。なので一定量以上は部屋に貯まらない。紙資料も、もらったその日にスキャンして、原紙は捨てている。

こうして極力、何も置かないように身の回りの物を削り、その状態をキープしながら生活している。

物を持たないようにしようと思っても、普通に暮らしているだけでどんどん物というのは溜まっていく。

定期的に断捨離する日を設けては、さらにザックリと物を減らしている。昨日も、いつの間にか溜まっていた雑誌を20冊ぐらい処分した。

いわゆるミニマリズム寄りの考え方で暮らしているわけである。

この文章を書きながら、どうして自分はこういう環境を求めているのだろうと考えてみた。

それで思い当たったのは、毎朝、まっさらな気持ちで一日のスタートを切りたい、ということだった。

以前はもっと物にあふれたゴチャゴチャした部屋で生活をしていた。

そんな環境の中で朝、目を覚ましても、「あ、朝になったのか」と思うだけで、新鮮な気持ちにはなれなかった。いつもの見慣れた光景が目の前にあり、意識はすぐに日常モードとなる。そして、その日に「やらなくてはならないタスク」で頭の中は占められる。

それが、物が極力少ない部屋で過ごすようになると、朝目覚めた時に、まだ手付かずの一日がこれから始まるという真っ白な感覚がある。

これから新しい一日を描いていけると思うと、頭の中は「その日にやりたいこと」でいっぱいになる。

自分が過ごしたい一日を頭の中にイメージするようになるし、イメージすれば現実もそれに即したものへと進んでいく。

物がない部屋で過ごしていると、朝のはじまりに余計なノイズが入らないのだ。

そう思うとまだまだ物は削っていけるような気がしてくる。さらに物を減らしてシンプルで身の軽い生活を目指したい。