独立して5年が経って

2016-05-12 7:55

そういえば今年の5月で、独立して丸5年が経つことになる。

 

初めて仕事を受けたのはその前の月である4月中頃なので、開業日というのがいつになるのか自分のことながら今ひとつ定かでない。

 

でもたぶん、開業日と決めたのは5月1日だったように思う。ということで、今年の5月1日で丸5年が経過した。

 

ここまでやってきて思うことが2つある。

 

一つは、純粋によくやってこれたということ。振り返ると、自分はラッキーだったのかもしれない。

 

最初の1年半くらいはともかく仕事がなく苦しんだ。しかしそこを過ぎると、途切れることなく依頼をいただけている。そしてそのどれもが、「やりたい」とか「やってみたい」と思える仕事だ。

 

開業当時、初めて自分たちのロゴマークを作り、名刺のデザインを決めた時の瞬間をよく覚えている。

 

非常にチープな表現で恐縮だけど、刷り上がった名刺を手にした時にキラキラと光って見えた。「これが自分たちの未来だ」と素直に感じ、興奮を覚えた。

 

そこから紆余曲折あり5年経った現在、これほどまで恵まれた環境になれるとは思ってもみなかった。最初の一文に戻るが、よくやってこれたと率直に思う。

 

それと同時にもう一つ、相反する思いが自分の中に生まれている。

 

自分のようなものでもここまでやれてこれているのだから、独立するのはハードルの高いことではない、ということ。

 

事業を始める前は期待よりも不安のほうが大きかった。

 

仕事が潤沢にある都会ならまだしも、金沢という地方都市において広告制作の仕事がどれほどあるのかもわからなかった。

 

リサーチもせず勝算もなく、ただ「やりたい」という思いだけで飛び出したのだから、今考えれば無謀としか言えない。それでも一つ一つの仕事を丁寧にやっていけば、自分が描く事業規模の中でなんとか軌道に乗っていくだろうという思いはあった。

 

独立や起業というのは、才能などとは一切、関係のないものである。

 

やるかやらないか。そして仕事に対して誠実に向き合えるかどうか。そのことだけだと強く感じている。

 

なので、独立を考えていたり、起業しようかと思い悩んでいる人がいれば、声を大にして言いたい。

 

周りの人がどんなネガティブなことを言ってきたとしても、未来を知っている人など誰もいないのである。自分の未来を作っていくのは誰あろう自分自身しかいないのだ。

 

もし誰かから「独立しようか悩んでいる」という相談を受けたなら、その悩む時間がもったいない、と言いながら両手両足、体全体を使ってその背中を押したい。

 

自分は幸運に恵まれていたのかもしれない。でもその幸運は、仕事をする人みんなに平等に与えられる種類のものだと思う。

 

独立してそれを継続していくのは特別なことではないのだ。むしろごく平凡なことだと言っていい。

 

それがこの5年で学んだ一番のことかもしれない。

 


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