メールの署名の情報を削れるだけ削る

メールを出す時、ビジネスをやっている方であれば「署名」というのを入れているかと思う。署名とは新規のメールを作成すれば自動的に末尾に加えられる任意の文字のことで、多くの人は名前や会社名、連絡先などを記している。

この署名というのは便利な機能である。自分の最低限の情報を書いておけば、連絡を取りたくなった時にメールの履歴を辿って簡単に調べることができる。自分もこの署名機能を活用し、様々な情報を付けて送っていた。

氏名はもちろんのこと、住所、携帯電話の番号、ウェブサイトアドレス、LINE名、スカイプ名、twitterのアカウントなどなど。LINEやtwitterのアカウントまで書いていたのは、スマホからメールを見る人も多いだろうから、そのまま登録やフォローしてもらうことを期待してのことだった。

独立してから5年余り、これまで特に深く考えずにこんな感じで多くの情報を載せて署名機能を使っていたのだが、ウェブサイトをリニューアルするに辺り、一度書いてある内容を見直すことにした。これだけの情報を記載する必要があるのかと疑問に思ってきたのだ。

まず氏名。これは必要である。文章の末尾に自分の名前を書くことは、「この文章に対して私は責任を負っている」という意思表示になる。責任を負った文章というのは、相手に信頼感を与える。名前を書くことは重要だ。

次に住所。これは必要だろうか? 今や連絡のほとんどはメールやメッセである。これからもずっと金沢にいるかわからないし、自分がどこか別の場所に移り住むことになったとしても、ビジネスをする上ではそれほど大きな弊害にはならないのではないか。ということで、実験的に住所は削除した。

次に携帯電話の番号。これも署名に書くほどの必要性を感じないように思う。前述した通り連絡はメールなどで来るし、音声でのコミュニケーションが必要であれば、スカイプやfacebookの通話機能を使えばよい。ということで削除。

後は、LINEやtwitter、スカイプ名だが、twitterのリンクはウェブサイトに書いてあるし、LINEやスカイプがわからなくても、メール・twitter・facebookのいずれかがわかれば連絡は可能だと思う。しかも署名に記してあるにもかかわらず、これまでに何回もスカイプ名を尋ねられている。署名に書いてあることなど、ほとんどの人は注意して読まないのだ。なのでそれらも削除することにした。

ウェブサイトのアドレスは必要である。一度きりメールをし合っただけでも、ウェブサイトを見てもらえれば「何をやっている人か」「どういう作品があるのか」「連絡手段は何か」、そしてブログを読むことで「どういう考え方の人か」ということまで知ってもらえる。

ということで、あくまでも「実験的に」というカギカッコ付きではあるけれど、メールの署名は「氏名」と「ウェブサイトへのリンク」だけにすることにした。これでやってみて、何かしらの不都合が生じるかしばらく見てみたいと思う。