タイ一人旅 1-1 旅へのスイッチ

一昨日の6月16日にタイから日本へ帰ってきました。

6月12日の夜中に日本を出発して16日の夜遅くに帰ってくるという、機中一泊、現地3泊4日の旅となりました。ということで例によって、今日からしばらくタイの旅行記を書いていきます。

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これまでに一人旅で行った国は香港と台湾の2カ国。この2つの国は確かに外国だけれども、やはり日本からすごく近く似ている国でもあり、また先進国でもある。

なので旅自体のおもしろさは別として、それほど異国の地に来たという感じはしなかった。

しかし今回訪れるタイは、さすがに日本から距離があるだけあって別の国へ行くという感覚が強い。

またODAの依存度などから世界銀行によって未だ発展途上国と分類されており、道路や水道などインフラ面が整備されているかも心配である。つまり、3カ国目にしてようやく海外一人旅も本番になってきたという感覚がある。

飛行機のチケットは、関西国際空港発のLCCの便を取った。あいにく夜中の12時過ぎに出発する便しかなかったため、まずは金沢を18時ごろのサンダーバードで離れはるかへと乗り継ぎ、関空へ着いたのは21時過ぎ。

若干、空腹感はあったけれどもまずは搭乗の手続きをしてしまおうと、エアアジアのチェックインへ行き並んでいる人の最後尾につく。

程なくして列は進みパスポートを見せると、特に問題なく手続きは終了した。その後、荷物検査を過ぎ関空内の移動トレインに乗って搭乗ゲートへと入った。そこで何かしら食事ができるかと思っていたが、時刻が遅いこともあってか何か食べられそうなお店は見当たらなかった。

しょうがないから自動販売機で買った水で空腹感を紛らわしつつ、出発時刻まで待つことにする。辺りには同じ便に乗るらしい人がたくさんいて、そのほとんどはスマホをいじっていた。そのうち日本人と思われる人は1割にも満たない。タイ人や中国系の人が多いように感じた。

辺りから聞こえる言葉やそこにいる人々の体の匂いが、すでに日本とは別の国のものになっている。旅へとスイッチが切り替わるトリガーは、目で見るものよりも先に、耳や匂いなど感覚的なものが多い。

時刻は深夜12時を過ぎていてものすごく眠かったが、旅への興奮もまた高まってきていた。複雑な心持ちのまま飛行機の出発を待った。

その後、アナウンスに従って飛行機へと乗り込むと、ほぼ定刻通りに地上を飛び立った。夜中の出発ということもあり程なくして機内は消灯し、僕もノイズキャンセリング・イヤホンを掛けながら目を瞑った。空を飛ぶ際の振動が心地よく、ほんの数秒で眠りへと落ちていった。次に目を覚ますときには、日本の空にはいないはずだ。