Apple Watchはスマホから(少し)解放させてくれる

2016-10-04 7:53

Apple Watchの機能に不満のある人がいるとすれば、そこには「もっと能動的な使い方をしたかった」という考えがあるのかもしれない。能動的に使おうと思うと、このガジェットは物足りなさを感じる。まずはスタンドアローンでネット接続できないのが痛い。さらにウェブサイトは見れないしTwitterも返信や通知は受け取れるが肝心のタイムラインは眺められない。フェイスブックもしかりである。

 

暇つぶしに何かをやろうと思ってApple Watchの電源を入れたとしても、すぐに手詰まりになってしまう。なので結局は腕に着けていてタップされるのを待つ他なく、「これって必要なものかな?」と存在そのものを疑問に思うことにつながるかもしれない。

 

ここ2日くらい着けただけで思うことは、Apple Watchはそういった能動的な使い方には適していないということだ。受動的なツールだと割り切ったほうがうまく付き合っていけると思う。普段は腕に着ける以上のことはしなくてよくて、Apple Watchから何かしらアクションがあった際に反応していくというスタンスである。

 

そういった意味でフィットネスツールとしては健康的になる機能がほどこされているし、通知機能も充実している。通知に関して便利だと思ったのはLINEやメール、メッセンジャーなどのメッセ受信を即座に知らせてくれる点だ。優しく腕をタップして、「なんかメールが届いたみたいですよ」と教えてくれる。開けば内容を確認できるし、音声入力を使えば短文で返信も可能だ。

 

着ける前はこの通知機能がウザく感じるかとちょっとネガティブな部分があったのだけど、何の事はないしょっちゅうiPhoneの画面を覗かなくなるので逆にストレスがかなり軽減することとなった。

 

そう、自分では気づかなかったのだけど、iPhoneの画面を確認するという行為はストレスの掛かるものなのだ。何かしら通知が届いているかと画面を見る、届いていれば次のアクションへ移すし届いていなければ画面を消すことになる。これ自体はどうってことのない動作なんだけど、一日に何十回も行なうとどこかしら神経症気味になってくる。画面を見ることで(ほんの小さなものだけど)気持ちがアップダウンすることとなり、それが積もっていけばそれなりのストレスをもたらすこととなるのだ。

 

しかしApple Watchを着けるようになって、iPhoneの画面を見る頻度がかなり減った。通知があるかどうかは腕へのタップで優しく知らせてくれるので、iPhoneを確認する必要性がなくなったのだ。着けてみて数日でわかったのだけど、これはものすごく精神的に楽になることだ。だったらそもそもスマホなんか持つのをやめればいい話なんだが、さすがに現時点ではそうはいかない。そういう点で、Apple Watchは思わぬ効果を自分にもたらしてくれている。

 

僕は毎日、仕事が一区切りついた時に近所をぐるっと散歩している。在宅ワークのため、すこしでも健康的でありたいと習慣化させていることだ。その際には当然のようにスマホをポケットに滑り込ませていたが、昨日は「Apple Watchで歩数が計れるからいいか」と置いていくことにした。

 

最初の五分くらいは何となく手持ち無沙汰になってしまい落ち着かなかったけど、次第にその状態に身体が慣れてきた。すると、いかに普段周りの風景を見ていなかったかと気づくことになった。たくさんの発見があった。こんなところに細い川があったのか、こんなところにベンチがあったのか、といつも通っている道で初めて出会うものがたくさんあった。

 

スマートフォンはとても便利なものだ。しかしその便利さと引き換えにして差し出しているものがたくさんある。それは時間もあるし、こうした目に入るはずの風景もある。そういうことを思いながら短い散歩を楽しんだ。Apple Watchを着けることで、ネットから解放される清々しい状態を本当に久しぶりに味わうことができたのだ。

 

こんな感じでApple Watchについては、フィットネスツールとしても通知などの補助的ツールにしても、とても満足度の高い製品だと思っている。明日は最後に、「これはすごく便利」と感じたリマインダー機能とsiriのことを書いてみたいと思います。

 


Category:未分類

tags: , ,



«
»