自分がコントロールできる範囲

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今年は秋になっても暖かい日があり、いつまでもその季節らしくならないような気がしていた。今日は朝起きると冷やりとした肌寒さを感じた。ようやく気温が秋らしく落ち着いてきたように思う。

先日の睡眠の話の続きになるけど、iPhoneのアプリであるSleepCycleのデータからは、その日の天気によっての快眠度の違いを知ることができる。その傾向として曇りや雨の日のほうが快眠度が高く、逆に晴れた日にはあまり質のいい睡眠をとれていないことがわかる。これはおもしろいデータだなと思った。

晴れていると日中の熱を屋根が受け取り、夜になっても少し部屋の中の気温が高くなる。気温が高いと寝苦しく感じて、少しでも快眠できるようベッドの上で寝返りを打ったりする。その身体の状態をアプリが感知して、「あ、あんまり熟睡してないな」と測定するわけだ。

それが曇りや雨の日であれば日中から部屋の気温も上がらず、日が沈むにつれ室温は下がっていく。室温が下がれば肌寒く感じ布団にくるまる。身体の持つ熱で適度に温まってくれば、すんなりと眠りにつくことができる。

普段、特に意識しないまま過ごしているけれど、天気ひとつで自分の身体も色々な影響を受けている。無意識のうち環境に左右され、その結果としてたった今の自分がある。そう考えると自分自身がコントロールできることなど、手のひらに収まるくらいのほんの僅かなものだと思う。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。