自分で淹れるコーヒーは美味しい

30340499601_58973e53df_k

最近、外でコーヒーを飲むことがほとんどなくなりました。午後にカフェイン自体を控えているので、単純に飲む機会を持っていないということもあります。でもそれ以上に理由としてあるのは、自分で淹れるコーヒーが断然美味しいということに気づいたからです。

自分で淹れるコーヒーは美味しい。そのことを考えてみたいと思います。

もちろん世の中というのは何事もピンからキリまでランクが定まっているので、ピンのお店で淹れたてのコーヒーを飲めばまた感想は変わってくるんだと思います。そうではなく、いわゆる手軽に飲めるナショナルチェーンのコーヒーショップと自分で淹れたものを比べると、やはりその差は歴然なんです。

これはなぜだろうと考えると、自分で淹れる場合は自分の最も美味しいと思える状態へ近づけるよう、少しずつ淹れ方を変えるというのがあります。

1つには豆選びがあります。自分でコーヒーを淹れるようになってから、色々な豆を試すようになりました。最初はスターバックスのものを店舗で買ったり、Amazonで購入したりしていました。そのうち別のコーヒーショップのものを通販で試し、次に近所の自家焙煎しているお店のものを飲み、今は石川県に本社のあるキャラバンサライの豆をネットで買っています。

キャラバンサライで買うようになってからも、色々な豆を試してみました。ブレンドは試していませんが、様々な地域のストレートコーヒーを飲んでみて、今はブラジルのサンタカタリーナ農園に落ち着いています。ブラジルの豆ひとつとっても、色々な種類があるんです。

これがナショナルチェーンのコーヒーショップだと、本部が仕入れている豆のコーヒーを黙って飲むほかありません。いくつか種類があったとしても、その選択肢は随分限られたものになります。

その他にも一杯に対する豆の量や淹れ方(サイフォンなのかドリップなのか)、ドリップならどのようにお湯を注いでいくのかとそれぞれの組み合わせを考え始めたら、その場合の数はものすごい数になっていきます。

この一つ一つを毎日少しずつ変えてみて試していき、昨日より今日の一杯を美味しくしていく。こんな風に丁寧に淹れていくと、お店のコーヒーはどうしても食指が伸びず、だったら家に帰って自分で美味しい一杯を淹れることにしよう、となるわけです。

これから後何年、生きられるのかわかりません。しかし最後の日になっても、美味しいコーヒーを求めて淹れ続けることだけは変わらずにやっている気がします。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。