なぜ海外で最初の飲食店へ入れないのか

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シンガポール四日目の朝です。今日の夜の便で日本へ戻ります。

海外へ旅行に来ると、最初の一軒目の飲食店へ行くのに時間が掛かります。海外にいようが日本にいようがお腹は空きます。見知らぬ土地でホテルに泊まりながら自炊するのはハードルが高すぎるため、基本全食、外食になります。しかし初日の一番最初に入る店というのが、いつも時間が掛かってしまうんです。

今回のシンガポールでも、最初のお店になかなか入ることができませんでした。コーヒーを兼ねて軽食を食べられるカフェを探しました。GoogleMapで検索すると、良さげなところを発見。ナビに従い歩いていき、その場所が見つかった途端に固まってしまいました。場所がわかりその前へ来て、後は足を踏み入れるだけ。なのに中へ入ることができないのです。

結局、その店をスルーして駅へ戻りました。駅周辺にもたくさんお店があるのですが、どうしても入れずに素通りしてばかりです。その後、駅の中にあるフードコートに辿り着き、目の合った親切そうな店員に何とか指差しで食べ物を注文することができました。一度、食べることができれば、後は躊躇することがなくなります。どこへ行っても自分の好きなタイミングで食べられるようになりました。

どうして一番最初の店へなかなか入れないのか。自分のことを分析してみます。そこには2つのハードルがあるとわかりました。

1つは、言葉の壁です。店に入って、うまく注文することができるだろうか。言葉がわからず、上手く話すこともできずパニックにならないだろうか。そういうネガティブなことを考えて、勇気が出なくなるのです。

もう1つは、外国人ということで注目されるのが怖いと考えてしまうようです。ただでさえ新しい国に着いたばかりで緊張しています。先に書いたように言葉もわかりません。そういう状態の中、外国人ということで店員や他の客から注目を集めてしまうと、またもやパニックになりそうだ。こんなことを瞬時に考えてしまい、入れなくなるみたいです。

でも考えてみれば自分が飲食店の店員だと仮定した場合、外国人観光客へ冷たくするでしょうか。言葉が通じないからと追っ払ったりするでしょうか。おそらく僕ならその不安感を察知して、とても優しくすると思います。

そうなんです。世界中を見渡しても悪い人間というのはそんなにいません。こちらがちゃんとしている限り、基本的にはみんな良い対応をしてくれます。海外に来たというだけでそのことを忘れてしまい、勝手に頭のなかで悪いイメージを作ってしまっているんですね。しかし一度、経験するば不安感はすべて幻想とわかるので、二度目からは躊躇なく入れるようになるんだと思います。

ということで最終日の今日は、初日に入ることができなかったカフェへとやってきました。ものすごくカッコつけた書き方をすれば、初日の怖がったままの自分を乗り越えるためだけにこの店に来ました。思った通り、店員さんはものすごく親切で優しかったです。コーヒーは今ひとつでしたが。明日は、日本から更新します。