シンガポール旅行記 4-3 タイのタクシーとはえらい違いだ

ハイウェイに出た後もおじさんのおしゃべりは続きます。しかし残念ながら、あんまり何を言っているのかわかりませんでした。とりあえず聞き取れた単語を拾って、リピートしながら相槌を打ちます。

ハイウェイに料金所はありませんでした。信号機がまったくないので、高速道路だとは思います。狭い国土のシンガポールは、交通渋滞が慢性的な課題となっています。しかしハイウェイは混雑することなく、順調に進んでいきました。

「キレイでいい道ですね」と道路のことを褒めてみました。するとおじさんは、「この時間帯は比較的空いているからな。朝と夕方は最悪だよ、渋滞で大混雑するんだ」みたいな感じのことを話します。「それにいたるところに自動速度違反装置がある。ほら、ここにも、あそこにも」とおじさんは指差して教えてくれます。

「俺も何回か捕まったことがあるけどね。最悪だよ、罰金が高いんだ。もうそんな馬鹿はやらない」あくまでも推測ですが、こんな感じのことを話してくれました。なるほど、色々大変なんだなと思いながら、後ろの席で相槌を打ちました。

車に乗り始めて30分ほどして、動物園の看板が出てきました。おじさんはそちらを指し示して、僕に教えてくれます。もうしばらく行くと、ナイトサファリの前を通りました。「ここがナイトサファリだ。シンガポール動物園から少し離れているから注意するように」みたいな感じで、ナイトサファリの場所を教えてくれました。

いよいよシンガポール動物園の正門に到着です。メーターを見ると、17.22シンガポールドルとなっています。するとおじさんは「端数はいらないよ」と言って、22の部分を手で隠しました。なんと、こちらから何も言っていないのに、負けてくれるというのです。倍以上の料金を取られたタイのタクシーとはえらい違いです。その好意をありがたく受け取り、タクシーのおじさんとお別れをしました。(続きます)