シンガポール旅行記 4-6 トラム乗り場が見つからない

ナイトサファリのチケットを買った後、ゲート近くにあるオープンテラスのレストランへ足を運びました。色々なメニューがある中、ハンバーガーセットみたいなやつを頼むことにしました。ハンバーガーにドリンクとポテトがついています。料金は日本円で1,200円ほどしました。もはやリゾート価格になっています。

席に着いてパクパクと平らげたあと、ドリンクを飲みながら一息つきます。他のテーブルには僕と同じように腹ごしらえをしている観光客がたくさんいました。話している言葉を聞く限り、日本人が多いようです。おそらくみんな、日本語専用トラムに乗るのだと思われます。

飲み終わった後に、いよいよトラムへ移動です。先ほどの列は、さらに後ろにまでその距離を伸ばしています。チケット売り場の人の言う通りその列には並ばず、右側を真っ直ぐ奥へ向かって歩いていきます。ゲート内はトラム乗り場がたくさんあり、ものすごい数が観光客がいます。さながら朝のラッシュアワーのようです。

案内板に注意しながら進みましたが、案の定、迷ってしまいました。スタッフさんをつかまえて「日本人ですが、トラム乗り場はどこですか?」と尋ねました。すぐに僕の状況を察知してくれて、ゆっくりした口調の英語で日本語専用トラムの場所を教えてくれました。その通りに歩いていくと、敷地の端の方に乗り場を発見。すでにトラムが到着していましたが、それは満杯になっているため次の便を待つよう係員に言われました。

いやはや、すごい人気です。列に着いて待つうちに、すぐに次の観光客で乗り場はいっぱいになりました。10分ほどで次便が到着。順次、乗り込んで行き、このトラムも瞬く間に満員となりました。すると一眼レフカメラを持ったカメラマンが登場し、トラムの乗客一人ひとりをカメラに収めはじめました。それはもう推定100人以上が乗っているわけですから、一人につき5秒くらいでパシャパシャと撮っていきます。この写真が何に使われるのかは結局、不明でした。どこかに貼り出されて、自分の写真を購入できたのかもしれません。ともかく、色んな場所てカメラマンの需要ってあるんだなと思いました。

トラムが出発すると、スピーカーから日本語の案内が聞こえてきます。トラムから見ることのできる動物について色々と説明してくれるのです。トラムの存在に慣れているのか、どの動物も怖がらずに一定の距離を保ちながらこちらを見つめていました。僕らが動物を眺めるというより、エリアに侵入してきた僕たちを動物が監視しているような気がしてきます。夜の暗さもあって独特な緊張感の中、たくさんの動物を見ることができました。(続きます)


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。