瞑想することで得られるもの

かれこれ3年くらい続けている習慣に、瞑想があります。

瞑想と聞いて、「なんだか精神世界系の怪しいもの」と思う方もいらっしゃるでしょうか。というか、もともと僕がそうでした。やっている人がいるのは知っているけど、なんか宗教チックで怪しいな、自分には必要ないかなーと。

その後、きっかけは忘れましたが、3年ほど前に始めることにしました。

始めるに辺り、まずは瞑想についての本を読むことにしました。僕が読んだのは、「始めよう。瞑想」という本です。これには瞑想のやり方から、それを行うことで得られる効用が書いてありました。

最初のうちはこの本の通りに瞑想をやってみて、3年の月日が流れるうちに徐々に自分流のやり方へカスタマイズしていきました。

僕のやり方と、それによって得られている効用を簡単に書いてみたいと思います。

自分流のやり方

・いつ、何回やるか

朝の支度が終わった後、仕事へ取り掛かる前に10分間だけやっています。AppleWatchのタイマーを掛け、一日に一度だけです。

・どこでやっているか

寝室のベッドの上で、低反発の枕をお尻に敷いてやっています。低反発枕を使う理由は、姿勢が安定するためです。楽な姿勢でやらないと、瞑想に入り込むことができません。

・どのような姿勢でやっているか

あぐらに似た、蓮華座という姿勢です。両手を両膝の上に置き、親指と人差指をくっつけて輪を作っています。

背筋を伸ばし、目をつむって顔は正面を向けています。静かな環境でやりたいため、ノイズキャンセリング・イヤホンをつけています。

・瞑想をするとどのような状態になるか

完全に入り込むと、自分の身体が部屋の中と一体になったような感覚になります。自分の身体は確かにあるのですが、感覚的に「肉体を意識しない」という不思議な精神状態になります。

ただ、これは深く入り込めた時の話です。通常はこの3歩くらい手前のところに留まります。

・瞑想中に何を考えているか

何かを考えていると入り込むことができません。そのため、何も考えない状態をキープする必要があります。そして試してみるとわかりますが、これがとても難しいです。放っておくと、頭はどんどん言葉を使って考え事をはじめるのです。

・何も考えない方法は

最初はマントラを唱えていましたが、いつの間にかやめました。マントラを唱えると、自分の場合は深く入り込めないからです。

今は海の上に仰向けで浮かんでいるイメージを持ち続けるようにしています。うまくいけば、身体が波と一体になって深い瞑想に入ることができます。

瞑想の効用

・焦らなくなった

以前より落ち着いて行動できるようになりました。何かの刺激に反応的に動くことも少なくなったように思います。

・感情の波が緩やかになった

嫌なことにいつまでも落ち込んだり、嬉しいことに有頂天になることは少なくなりました。以前よりは、事実をそのままに見つめられるようになった気がします。

・集中力が増した

瞑想した後に仕事を始めますが、穏やかな心のまま最初のタスクへ向かえています。タスクはタスクとして、必要以上に難しいというイメージも容易いというイメージも以前よりは持たなくなりました。

・一番の効用は、心がリセットされること

毎日、色んな刺激を受けていると、保留のままで考え続けていることが多くなります。瞑想をすることで、それらを一旦落ち着かせることができているように思います。

イメージ的には、空中にずっと漂っている無数の羽が重力のまま下へ落ちていく感じです。瞑想後は、気持ちが先走ることなく着実に行動できているように感じます。

もちろん人間はそんなに単純ではないです。瞑想をやっただけで、オセロがひっくり返るように色んなことがうまくいくわけではないです。

しかし始めてみることで、少なくともネガティブなイメージを持つことは低減するように思います。心が落ち着くことで、妄想すること自体が少なくなるからです。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。