車での移動時は、iPhoneでKindleの読み上げを聞くことにした

車の移動中の過ごし方は大きな問題

地方在住者にとって、車はなくてはならないものです。近い将来、カーシェアリングの文化が根ざして、自家用車を持つ割合は減るかもしれません。それは未来の仮定の話であって、現状では移動手段として必需品となっています。

となると一日に必ず数十分は車の中で過ごすことになる。一年の積算を考えると結構な時間になるでしょうか。そのため車の中で何をして過ごすかというのが重要なテーマになります。

これまでは音楽を聴いたり、iPhoneへ取り込んだ動画を流したりしていました。それだとあんまり有意義に使えている気がしません。なのでオーディオブックを流してみることにしました。これは良いアイデアだと思いましたが、いい声で抑揚のある朗読を聴いていてもなぜか頭の中に入ってこないんですよね。聞きながら別のことを考えてしまい、内容がまったく入らないということが何度かありました。

ということでオーディオブックは聞かないことにしましたが、よく考えたらiPhoneにはテキストの読み上げ機能というのがあります。これを使ってKindleに入っている本を流すことが可能です。これは試したことがなかったと、とりあえずやってみることにしました。

iPhoneの読み上げ機能で耳読を開始

方法は簡単です。iPhoneの設定画面から、一般>アクセシビリティへと進みます。スピーチを押して、画面の読み上げをオンにします。これで準備は完了です。次にKindleアプリをタップして、読みたい本を起動します。テキストの画面になったら、画面外から二本指を上から下へスクロールします。するとスピーチのウインドウが表示され、読み上げが開始されるというわけです。

この機能は少し面倒な点があります。画面が消えてしまうと、表示されていたページしか読み上げてくれず止まってしまうんです。自動的にページ送りして読み進めたい場合は、画面を表示させたままにする必要があります。

これで本を耳読してみたところ、結構、良い結果が得られました。音声は「いかにも機械が喋っています」という、昔のカーナビのようなぎこちない感じです。漢字の読み間違えも多々あります。本の朗読を聞くにはとても適した環境とは言えませんが、なぜか内容が頭に入ってくるんです。

おそらくたどたどしい話し方のため、集中して聞くようにしているからだと思います。この調子で車に乗っている時は掛けっぱなしにして、すぐに2冊ぐらい読み終わりました。内容もある程度、頭に残っています。これはいい感じです。しばらくはこのやり方で車での移動を行なってみようかと思います。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。